■富士通のBTOパソコンをズバッと評価!
国内メーカーのパソコンは家電的だと表現していますが、その中でも最たるものが富士通のFMVシリーズでしょう。
デザインはリビングやキッチンダイニング、寝室にマッチしたデザインとなっており、機能もテレビ機能などマルチメディア機能に力が入れられています。
こういうメーカーの常として初心者層へのサポートや機能も重視しており、ラインナップの中には、初心者に簡単に使える「らくらくパソコン」という製品もあります。
機能は充実していますが、性能面は二の次といった感じで、上位モデルと下位モデルの差はマルチメディア機能中心で、搭載されるチューナーやブルーレイドライブなどの差になります。
カスタマイズしてのBTO注文はメーカーの直販サイトで行うことができます。
スペックに関するカスタマイズはCPUやメモリといった程度ですが、液晶一体型やノートパソコンに強いメーカーらしく、液晶のカスタマイズが可能です。
また、NEC同様富士通も一般的な個人向けのモデルと法人向けモデルではがらっと性格が変わるメーカーです。
法人向けではかなり強力なノートパソコンが用意されており、他のメーカーでは真似できない「親指シフトキーボード」などを選択できるため、人によってはオンリーワンなメーカーと成り得ます。
■ここがポイント「液晶カスタマイズ」
液晶のカスタマイズでは、液晶一体型モデルやノートパソコンなどの、液晶が搭載されたモデルでは、3D液晶やタッチパネル液晶にカスタマイズすることができます。
こういった部分は後からカスタマイズすることができないため非常に嬉しい項目です。
タッチパネルで使いやすいWindows8が登場しただけにこれからは富士通ならではの強みを発揮していくでしょう。
■総評
とにかくライトユーザー、家庭での使用が中心というコンセプトが垣間見えます。
さらにいうと、家庭の中心に置いて家族みんなでパソコンを使うという印象が強く感じます。
実際にそのとおり、リビングに設置して非常に多機能なテレビのような使い方が主になることでしょう。
BTOでは、ある程度性能に余裕を持たせておいて使う際にストレスにならないようにしておけるとベターです。
また、テレビ機能で録画を頻繁にするとすぐHDD容量を圧迫するため、HDDはできる限り大容量のモデルを選びたいものです。
メーカーとしては、リビングなどに置いて家族で使用するにはオススメ、性能を求める人には他のメーカーをオススメします。