パソコンの騒音が気になる場合、パソコン自体の静音化も確かに重要ですが、パソコンを置く位置を工夫することで騒音が気にならなくなることもあります。
非常に単純な理屈ですが、うるさいパソコンから自分が離れればその分音も小さく聞こえます。
また、ファンを静音化し、振動も抑えて、HDDも回転数の少ないものにし、静音化してもわざわざ耳を立てて近づけば音は聞こえます。
このように、物理的にパソコンから離れればその分騒音も小さく感じるようになります。
具体例を挙げると
・机の上にパソコンを置いて耳の近くにパソコンがある場合、パソコンを机の下に置く
・寝室で枕元にパソコンを置いている場合、足元にパソコンを移動する
・部屋の真ん中から部屋の端へ移動する、部屋の端から延長ケーブルなどで部屋の外へ移動する
といったような置く位置を変えるだけで音も小さく感じます。
よほど部屋のレイアウトにこだわりがあって、パソコンが移動できないというのでなければ、耳から離れた位置にパソコンを移すだけで静音化に効果があります。
■パソコンの開口部と自分の位置
パソコンのフロントパネルには、ファンの取り付け穴があり、ファンの取り付け穴の前はだいたいメッシュ構造などになっていてそこから吸気しています。
冷却重視のケースならば、フロントパネルが全面メッシュ構造になっているケースも少なくありません。
パソコン内の騒音は、これらの開口部から漏れてきます。
ここでポイントとなるのは、開口部の真正面だと、音の漏れがそのまま聞こえるということです。
こういった場合は、わずかにパソコンの向きを変えるだけでもかなり音が小さく聞こえます。
大体のパソコンはうるさく聞こえる向きと静かに聞こえる向きがあるので、パソコンを置く角度を少し調整するだけでも音が違って聞こえます。
一度、パソコンを設置する向きや角度、自分が座る位置などを見直してみることをオススメします。