■モデムの初期設定でここを押さえよう
パソコンをネットワーク接続するための設定は、ややこしくて思えめんどうに感じる作業です。
しかし、現在はモデムやブロードバンドルーターに簡単設定ができるソフトが付属しているなど、かなり簡単になっています。
簡単設定ソフトを利用すれば初期設定で困ることはありません。
こういったソフトを利用してのモデムやルーターの初期設定に必要なのは、NTTやKDDIなどの回線事業者と、OCNやYahoo!といったプロバイダそれぞれの、ユーザーIDとパスワードです。
ソフトで初期設定をする場合は、ソフトの案内にしたがって、それぞれのユーザーIDやパスワードを入力していく形で進めていきます。
もしわからない場所があっても、プロバイダはサポートが充実しているので電話サポートで丁寧に案内してもらえます。
難しそうに思えても、ほとんどの部分が自動化されているので初心者でも設定できるようになっています。
■初期設定の落とし穴
簡単なソフトウェアで初心者でも初期設定が問題なくできるようになっていますが、意外な落とし穴もあります。
初期設定が簡単になったのですが、ルーターを買い換えたなどで再設定をする必要が生じた時に、回線事業者やプロバイダのIDやパスワードがわからなくなるということが多々あります。
これらのIDやパスワードは、初期設定をしてしまえばほとんど使うことがないため、改めて設定する時にわからないことが多く、業者からのIDやパスワードを通知する用紙類もきちんと保管していないことが多々あります。
パスワードはセキュリティ保護の関係で、パソコン側からは確認できないようになっているため、後で確認しようにも表示されません。
ポイントとしては、月並みですがこれらのIDやパスワードをきちんと保管しておくということになります。
パソコンの保証書類やマニュアル等とまとめてわかるように保管しておきましょう。
逆に言ってしまえば、これらさえきちんと管理、保管しておけば、ネットワーク設定で困ることはほとんどありません。
もし、これらの情報を紛失してしまった場合は、各業者に連絡し再発行手続きすることになります。
発行には数日かかり、手数料も実費でかかりますので注意してください。