■無線LANの基本的な接続設定
以前は敷居が高かった無線LANも、最近は簡単設定方法が充実しています。
しかし、万が一の時に備えて、基本的な接続方法を覚えておいた方がいいでしょう。
メーカーが用意している簡単設定はネットワーク機器とパソコンなどの接続する機器の両方が対応していないと使用できませんし、設定用のソフトをインストールしなくてはならない場合もあります。
こういった簡単設定を利用しないで接続する標準的な接続では、まずルーター本体に登録されている識別子の「SSID」とSSIDに認証するための「セキュリティキー(パスワード)」が必要です。
SSIDとセキュリティキーはルーターの側面や底面にシールで貼ってあるので、あらかじめメモをとっておくといいでしょう。
できれば、パソコンのマニュアルのメモ欄など無くさないような場所にメモをしておくといざという時も安心です。
SSIDとセキュリティの確認が済んだら、モデムと無線LANルーターを接続してパソコン側の設定をします。
■パソコン側の設定
パソコン側の設定は、OSによって表示が異なりますが、基本的には同じ流れです。
Windows画面の右下のタスクトレイの「ワイヤレスネットワークの接続」やWindows8の設定にある「ワイヤレス」アイコンをクリックして、周囲にある検出されたワイヤレスLANを表示します。
表示された、ワイヤレス接続から自分のルーターのSSIDを探し接続します。
ルーターによっては、複数の無線LANの通信規格に対応している製品も多く、そういった製品ではSSIDの末尾に「A」や「G」など規格毎に文字が追加されているので、使用する規格のSSIDを選択しましょう。
SSIDに接続する際に、セキュリティキーを求められるので、ルーターのセキュリティキーを入力するとその無線LANに接続できます。
パソコンとルーターの接続はこれで完了です、モデムの設定がまだの場合は、ここからモデムの設定なども行います。
もっとも、あらかじめ有線で接続してモデムの設定を済ましてから無線LANの設定をした方が余計な混乱を招かずに済みますので、無線LAN設定より先にモデム設定をすることオススメします。
この、SSIDを選択してからセキュリティキーを入力する流れは、パソコン以外のゲーム機や携帯電話などでも同様です。
手動設定ならば、多少表記の違いはあれどどのメーカーの機器でもこの流れで接続可能です。