高級キーボードを使うと世界が変わる!?

キーボードは歴史のある入力機器で、パソコンの登場以前からタイプライターなどで使われています。
現在では、パソコン操作も簡単になってきて、マウスやタッチパネルなどでアイコン操作をすればキーボードをまったく触らずともパソコンを使用することも可能です。

しかし、文字を入力する方法といえば依然としてキーボードが主流、文章を書く以外にもプログラミング、サーバーなどのコンソール操作には欠かせない機器です。

事務職や入力業務、大学生ならばレポートや論文で文字入力をする機会も多いことでしょう。

そんな時には高級キーボードを使えば、素早く正確に快適に入力が可能です。

なお高級キーボードには打鍵感に特化した「打ち心地の良い」モデルと、キーボード操作のマクロ機能などがある「高機能なゲーミング」モデルがありますがここでは、前者の説明をしたいと思います。

■スイッチの構造、メンブレン

キーボードのスイッチには大きく3種類があります、まずはゴムのシートを使う「メンブレン式」、次に機械のスイッチを使う「メカニカル式」、最後が電気の容量で入力を検知する「静電容量無接点方式」です。

メンブレンはもっとも安価に製造でき、打鍵感は千差万別ですが、現在は良品が安物に駆逐されたような状況で、ほとんどが「ただ使えるだけ」といった程度の物ばかりなのです。

メンブレンでほとんど唯一といっていい高級品が富士通コンポーネントの製品です、中でも最高峰の「Libertouch」リベルタッチです。
打鍵感がよく打ち心地もさることながら、キーの重さを変えることができ、「力の入れにくい小指は軽く」といったカスタマイズができます。
この他富士通は、日本語入力に特化した親指シフトキーボードなども販売しています。

■スイッチの構造、メカニカル

メカニカルは古くは隆盛を極めた機械式の接点を使用した方式で、キーひとつひとつに機械式のスイッチが入っています。
構造上メンブレンに比べてコストが掛るため高価になりますが、打鍵感はよく耐久性も高い方式です。

メカニカルにはカチッとはっきりクリック感のあるタイプや、接点でわずかに抵抗のあるタクタイル、底までまったく抵抗のないリニアなどがあります、どれがいいかは好みによるので実際に触ってみるのが一番でしょう。

メカニカルも以前は数多くのメーカーがいろいろなスイッチを作っていましたが、コストの面で駆逐されました。
現在ではドイツのCherry社(現ZF Electronics)のスイッチが品質、性能の面でも人気があります、日本でもCherryのスイッチを採用したキーボードが多く販売されているので入手も容易でオススメです。

■スイッチの構造、静電容量無接点方式

日本では最高峰といわれているのが東プレの静電容量無接点方式を採用したキーボードです。
物理的な接点がないため耐久性が高く、信頼性も高いため金融機関やデータ入力センターなどでも使用されています。
この入力方式にスイッチはATMなどでも使用されていますが、パソコンのキーボードでも存在します。

東プレの純正品では「Realforceシリーズ」が静電容量無接点方式で、いろいろな配列、キーの重さ、接続方式の製品がラインナップされています。

Realforceは日本では最高のキーボードと評価する人も多く、長時間の使用でも負担が軽く信頼性も高いため非常に人気があります。
価格は2万円前後とやや値は張りますが是非とも使って欲しい逸品です。

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