■USB切替機でUSB機器を共用
USB切替機は、文字通りUSB機器を複数台のパソコンで切り替えて使用する機器です。
USB機器はUSBフラッシュメモリのように手軽に取り外しできるものと、プリンタのように基本的にずっと接続したまま利用するものがあります。
USB切替機では後者のような頻繁に取り外ししないものを複数台のパソコンで利用する時に使用します。
もちろん、USBフラッシュメモリなども切替機で利用できますが、そういったものはわざわざ切替機を使わずとも挿し換えることが簡単なので、もっぱらプリンタなどに利用されます。
スイッチで切り替えるものが主流で、中には、データ転送中には切替できないようにするデータロック機能を持ったものもあります。
データ転送中に不注意で切り替えてしまうと、急にUSB端子から機器を抜いたような状態になりエラーが出て不具合の原因になり、データが破損する恐れもあります。
データロック機能があれば、こういった事態を予防できます。
■他の切替手段との選択
USB切替機は、簡単にプリンタなどを複数台で繋ぎかえることができる機器です。
主に利用されるのは、プリンタや外付けHDDですが、最近ではこれらの機器はネットワーク接続対応などで、もともと共用しやすいように出来ている製品も多く、USB接続している場合でも、共用するパソコンが同じネットワークに接続されていれば、LANで共有することもできます。
言い換えてしまうと、プリンタや外付けHDDならば、設定さえしてしまえば、こういった機器が無くとも共用することができるわけです。
わざわざ別途機器を購入してUSB切替する利点は、何よりも「簡単だから」という理由に他なりません、他の手段と考慮して、簡単に共有したいというのであれば便利なものです。
プリンタなどを、より簡単に共用したいというのであれば、誰にでもオススメできる機器です。