■モニタのレイアウトを便利にするアーム
モニタアームは、モニタに取り付けて使用する器具で、正確には「モニタに取り付ける」というよりモニタアームの先に「モニタを取り付ける」形になります。
用途としては、モニタの稼動範囲に自由度を持たせ、モニタの位置や角度をすばやく自由に変えることができます。
角度や位置を簡単に変えられるため、モニタをよく動かす人に特にオススメです。
安価なモニタは、足の部分の稼動域が狭く融通が利かない製品が多いのですが、そういった製品でもアームを取り付ければ格段に利便性が増します。
机の設置面積も普通のモニタよりも少なくて済むため、パソコン以外の作業も机で行う人には便利な機器です。
設置場所は机に限らず、製品によっては壁や天井に取り付けられるものもあります。
真骨頂はモニタを複数取りつける製品で、マルチモニタをする場合はほぼ必須といえるほどの便利な機器となります。
■モニタアームの取りつけ規格と耐荷重
モニタアームを取り付ける机や、壁、天井にはある程度の強度が必要です。
一般家庭ではモニタを取り付けるほど壁にネジが効かないこともあるので注意しましょう。
取り付けるモニタ側もモニタアームの取りつけ規格に対応している必要があります。
モニタアームの規格は、VESA規格によって定められており、モニタの背面にアーム取り付け用のネジ穴が用意されています。
VESA規格では75mm×75mm(重量8kgまで)か100mm×100mm(重量14kg)で4角をネジ止めし、
100mm+100mm×100mmで6箇所を固定します。
モニタの大きさや重さで対応品が違うので、取り付けるモニタと、モニタアームの対応を確認しておくことを忘れないようにしましょう。
変換アダプタもありますが、こういった重量物をとりつける製品は、あまり変換アダプタは使用しないほうがよく、規格通りのアームを選ぶようにしましょう。
アームには耐荷重もあるため、モニタの重量が耐荷重内に収まっているかの確認も忘れずしましょう。