静音パソコンにカスタマイズするための要点まとめ

静音パソコンについていろいろと説明しましたが、要点をまとめると

・性能を上げると発熱が大きくなり、冷却するために騒音が発生する
・騒音の原因はファン、HDDの動作音と振動
・冷却機構は大きいほど静かにしやすい
・静かにするほど熱対策を
・無音も可能だが熱に注意

と、基本的に熱と騒音が密接な関係にあるといえます。
冷却機構を工夫して、発熱に注意をしながらファンを静かにしていくことがポイントです。

次に静音化の主な方法をまとめると

・冷却性能の高いクーラーに交換して、ファンの回転数を下げる
・HDDをSSDに交換したり、HDDの回転数を下げる
・ケースファンを減らしたり、回転数を下げる
・振動対策を施す
・物理的にパソコンを離す

冷却性能の高いクーラーは、大型のCPUクーラーに交換したり、水冷式のクーラーの導入も考えられます。

グラフィックボードに関してはファンが静かなモデルへボードごと買い替えてしまうのも手です。
グラフィックボードのGPUクーラーは値段も高く交換作業が難しいし、グラフィックボード自体を交換することも多いため、クーラーだけ交換というのはあまりオススメできません。

SSDの導入はかなり効果的で、システムドライブをSSDにして、データ用に低回転のHDDを搭載すればパソコン全体の速度を損なうことなく静音化が可能です。

そして静音化の肝となるのは、やはりケースファンの存在です。
どれだけ静音化しながらも冷却性能を保てるかがターニングポイントです。

静音化は最終的にはやはり熱との戦いになります。
静音化した後は、熱による不具合がないか気を付けておきましょう。

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