パソコンのパーツにはそれぞれ大きさや接続に規格があり、対応したスロットやベイに搭載することになります、規格によって大きさが違ってくるため注意が必要です。
また、規格で定まっていない部分で大きさが合わない場合があります。
規格に関しては事前に確認しておけば問題ありませんが、たまに一般的な規格とは違う場合があります。
例えば、デスクトップパソコンでも小型のモデルの場合、ノート用のメモリやHDD採用していたり、Panasonicの小型ノートでは、より小さなサイズの規格のメモリを採用している場合もあります。
規格で定まっていない部分の大きさでは、大きめのパソコンにパーツを増設、交換する場合なら問題ないことが多いのですが、ミニタワーやスリムタワーでは筐体内部の大きさがシビアなことがあります。
その他、スリムタワーではLowProfile対応という、背の低い拡張カードしか搭載できません、この点も注意しましょう。
■よく問題になりやすい部分
大きさでよく問題になるのはまずはグラフィックボードの大きさです。
長さのあるハイエンドのグラフィックボードではミドルタワーのケースでも奥行きが短いと入らない場合があります。
高性能なグラフィックボードを搭載する場合は、ケースの背面ブラケットからの長さを確認しておき、どれくらい長いグラフィックボードなら搭載できるか確認しておくようにしましょう。
グラフィックボードは2スロット専用のものも多く、直下のスロットも使用する場合もあります。
その他、ミニタワーのケースでは電源の奥行きが問題になる場合があります、容量の大きい電源は奥行きが長いことがあり、光学ドライブと干渉する恐れがあります。
反対に、光学ドライブを交換するときに、長いドライブだと電源に干渉することもあります。
光学ドライブの長さはスリムタワーでも同様にシビアな場合があります。
大きめのケースにパーツを増設する場合はこういった問題はありませんが、時折ケーブルの長さが足りない場合があります。
特殊な配線をするようなケースの場合は長めのケーブルや延長ケーブルを用意しておくと安心でしょう。