パソコンの動作音と騒音の主な原因

■パソコン動作音の元

パソコンの大きな動作音の原因、騒音の元はだいたい決まっており、静音化する場合はそれらを対策することになります。
動作音の元となるのはを紹介していくと

・ファンの音、風切り音や軸の動作音

もっとも耳に付くのがこれらのファンの音です。
ファンが回転する風切り音は、ファンの形状、特に大きさで変化します。
当然ですが、回転数の高いファンほど騒音は大きくなります。
軸音は普段は風切り音ほど耳には付きませんが、軸が劣化してくるとぶれてきてひどい騒音を発するようになります。
軸の種類によって、耳障りだったりほとんど気にならないこともあったり、軸の耐久性も違ってきます。

ファンはパソコンの色々な部分の冷却に使用されており、数も多いためもっとも耳に付く騒音の元となっています。

・HDDのディスク回転音、ヘッドのシーク音

HDDの動作音は、主にディスクの回転音です、HDD内ではプラッタという円盤が毎分数千回転しており、プラッタの枚数もHDDによって異なり当然ながら枚数が多いほうが動作音も大きくなります。
プラッタからデータを読み出す磁気ヘッドも動く時に音がします、HDDに読み書きが発生しないアイドル時でもディスクの表面を均すように動作します。

・光学ドライブの動作音、回転音

光学ドライブはディスクの読み書きをする時に大きな動作音がします。
もっとも、普段は特に動作しないパーツのためそこまで気にすることはありません。
パイオニアでは動作音を抑えた静音構造を採用したモデルも販売されています。

・振動音

上記の動作音がするパーツは、振動を発するため、振動がケースに伝わって振動音を発することがあります。
軽い素材のケースは特に振動で音が大きくなりがちです。

■動作音のしないドライブや静かなドライブ

HDDは長らくパソコンの動作音でもっとも静音化しにくい部分でしたが、現在はフラッシュメモリを使用したSSDという代用品が登場しています。

SSDは動作音がしないため、HDDをSSDに換えればかなりの静音化が期待できます。
SSDは容量が少なく、耐久性の面でまだまだ不透明な部分がありますが静音面と性能面では段違いです。

また、回転数の遅い省電力HDDが登場しており、低発熱で動作音も小さくなっています。
SSDと組み合わせればかなりの効果が期待できます。

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