コストパフォーマンスで選ぶノート型BTOパソコン

■価格と性能のバランスのとれたノートBTO

価格と性能のバランスでは、デスクトップパソコンには及びませんが、ノートパソコンでも近年ではバランスの取れたモデルが多数登場しています。

デスクトップで価格と性能のバランスが取れたモデルといえば、ミドルタワーかミニタワーでしたが、ノートでは据え置きとモバイルではパソコンとしての性格が大きく違うので、これらを分けて考えることも大切です。
大きさが違うと性能も変わってくるので、同じ値段なら15型が一番高性能です、この点を考えておかないといけません。

■大型、据え置き用途のバランス重視

現在の性能と価格を重視した15型、17型ではミドルタワーのデスクトップのように流行の構成があります。

CPUはIntelのCore i7かCore i5、メモリは8GB程度で4GBが2枚のデュアルチャンネル構成が定番です。
メモリが1枚の構成だと動作速度が半分になってしまうため、メモリはできる限り2枚搭載しておくべきです。

HDDかSSDかは意見が分かれるところです。
据え置きで使うならば大容量のHDDが欲しいところですが、SSDの動作速度も性能を重視する場合には無視できない要素です。

その他、この大きさではGPU、グラフィックボードがあるかどうかもひとつのポイントとなります。
現在のオンボードGPUはCPUに統合されて、以前よりも高性能になってきていますが、それでもゲームをする場合などはグラフィックボードが内蔵したモデルでないと厳しく、デスクトップのように後から追加することは難しいので必要ならば、最初からあるかどうか確認しておくましょう。

こういったモデルでの、オススメはノートも扱っているショップブランドが優秀で、特にゲーミングノートの下位モデルなどが高性能、価格もそこそこなのでコストパフォーマンスも優秀です。

・ドスパラ Prime Note Galleria
・パソコン工房 LesanceBTOシリーズ17型モデル
・Lenovo ThinkPad T 15型モデル

これらのモデルがオススメです。

ドスパラの「ガレリア」はゲーミングモデルで基本性能が高く、ゲーム以外でもさくさく快適に使えるノートです。
ゲーミングモデルだけあって、GPUも高性能なモデルがあり、性能はかなり良好です。

パソコン工房 LesanceBTOシリーズの17型はGPU搭載にSSD+HDDの2ドライブ構成が可能、CPU性能、メモリ容量などもバランスが取れている高性能モデルです。
価格もお手ごろのデスクトップ代わりに使えるノートパソコンです。

LenovoのThinkPad Tはシンプルなモデルで高性能はもとより頑丈さがあります。
HDDやメモリなど、自分でカスタマイズしやすいマニュアルも整えられておりメンテナンス性も良好です。

他の店舗のショップブランドノートや「ノートのサイズで選ぶBTO」で紹介した、SONYのVAIO Eシリーズの17型15型モデルもシンプルでバランスのいいモデルです。

■小型、モバイル用途のバランス重視

モバイル用途でバランスをとるならば、性能と価格に加えて省電力性も重要になります。
今までは、性能を求めすぎると消費電力が高くなってしまいがちでしたが、最近ではIntelのCULVが一般的になっており、SSDの普及も追い風となっていて性能と省電力を両立させやすくなってきています。

特にウルトラブックは小型で省電力、CPU性能も悪くないのでこういったバランス重視では各メーカーのウルトラブックを探してみるとちょうどいいモデルが見つかるはずです。

13.3型ワイド、11.6型ワイドのモデルはウルトラブックの主流で、選択肢にはこまらないでしょう。
CULVも通常のCPU同様Core i7とCore i5が人気です。
当然といえば当然ですが、通常のモデルと比較するとやや性能は低くなります。

とはいえ、以前のCULVよりもかなり高性能になっており、性能と省電力のバランスがいいので、モバイルノートでは通常のCPU搭載モデルよりもCULVが搭載されたモデルの方がいいでしょう。

パソコンメーカーによってはCULVという表記ではなく、低電圧版CPUというような表記がされていることもあります。
つまりは、CULVや低電圧版と表記されたCore i7やCore i5のCPUが採用されたノートならばどれもモバイル用途としてはバランスがいいといえます。

AMDのAPUを採用したモデルもあり、IntelのCULVよりもCPU性能は低めになりますが、グラフィック性能は高くなります

オススメは

・マウスコンピューター LuvBook L
・DELL Inspiron 小型モデル
・HP Pavilion(AMDモデル)

マウスコンピューターのLuvBook Lはウルトラブックで11.6型ワイドと13.3型ワイドのモデルがあり、どちらも優れたモバイルノートです、コストパフォーマンスでは当然13.3型の方が優れていますが、11.6型のモバイルでの便利さは価格以上の価値があります。

DELLのInspironは薄型モデルです、小型のモデルは薄型だけにかなり小さくモバイル用途で大活躍してくれます。
カスタマイズでCPUやメモリをカスタマイズできるため、必要な性能にカスタマイズしておくといいでしょう。

hpのPavilionの小型モデルには、AMDのAPU搭載モデルがあります、CULVよりも低価格ですがグラフィック性能は高めになります、CPU性能は低いのですがどちらかといえばグラフィック性能を重視するという人にはオススメです。
hpはウルトラブックも早い時期から発売しており、こちらも人気がありオススメできます。

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