DTM、作曲用のノート型BTOパソコン

■スタジオに持ち込むノート

3DCGやCADと同様に、外に持ち出して作業したいパソコンとして、DTM用も挙げられます。
DTMも打ち込み演奏での作曲だけならともかく、録音するとなるとレコーディングスタジオに、DTMでそのまま演奏するのにライブ会場に持ち込む必要があります。

ノートパソコンならこれらの用途で、持ち込むのも容易です。

DTMで便利に使おうと思うのであれば、画面の広さとメモリの容量が効いてきます、CPU性能もメモリ容量に併せて強化しておくべきでしょう。
さらに、長時間のレコーディングでファイルがかなり増えることもあるので、HDDの容量は多く確保しておくべきです。

DTMでの録音は、デスクトップでも本体より周辺機器の充実が重要だっただけに、あまりノートパソコンだから不利ということはありません。
強いていうなら、周辺機器を接続するためのUSBポートなどの拡張ポートの数でしょうか。

DTMに使うオーディオインターフェースは、高級品だとIEEE1394接続のものが増えてくるので、IEEE1394端子がある製品だと接続にも心強いでしょう。
デスクトップならば、端子がなくても、IEEE1394カードを増設すれば対応できるのですが、ノートだとそうはいきません。

もっとも、IEEE1394のオーディオインターフェースはMac用というような印象もあり、USB接続のオーディオインターフェースでも十分という感はあります。

■DTM用のノート

ノートでDTMをするのに重要なのは、結局のところ画面の広さとCPU性能とメモリの容量です。
ただし、持ち運ぶことを前提に考えているので、ある程度苦にならない大きさであることがベターです。
できれば15型が欲しいところです、もちろん17型でも苦にならないという人ならば17型でも構わないでしょう。

・ドスパラ Prime Note Critea
・HP ProBook
・SONY VAIO Sシリーズ

ドスパラのCriteaは低価格ながら、高解像度モニタ、クアッドコアCPU、大容量メモリと基本スペックで必要な要素が揃っており、性能的にDTMソフトが快適に使えるスペックを持っています。

HPのProBookはIEEE1394ポートを備えたモデルがあり、IEEE1394ポートは現在かなり数が減っているので貴重な製品です、使いたいオーディオインターフェースがIEEE1394接続ならばこのノートで決まりでしょう。

SONYのVAIO Sは13型でも高解像度の液晶を備えたモデルがあります。
液晶だけでなく、CPUやメモリ、HDDの容量も一緒にカスタマイズすれば、コンパクトで持ち運びが簡単ながら、DTMを使うにあたって快適なスペックのノートも実現できます。

■一番重要なのはやはり周辺機器

デスクトップのDTMでもそうですが、結局のところ、一番重要なのは周辺機器のオーディオインターフェースや電子キーボードなどです。

これらを充実させないことには満足な打ち込み演奏や録音はできないでしょう。

DTMに何のソフトを使うかも大切で、周辺機器とソフトの予算も本体とまとめて考えておくことも大切です。

また、専門的にするのであれば、これらのBTOよりも、DTMに向いているMacintoshを使った方が満足できることもあります。
Windowsでやるのか、DTMはMacintoshを使うのかなど、そのあたりも考えてみるといいでしょう。

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