高性能重視で選ぶノート型BTOパソコン

■高性能や最高性能を目指す場合

高性能なノートパソコンを構成する要素は、CPU、メモリ、GPU、これに加えてSSDの速度が重要となってきます。
画面の大きさはケースバイケースでしょうが、大きい方が高性能にしやすいため、基本的には大きな高性能モデルに対して、小さい高性能モデルは分が悪いといえます。

CPUはノート用でも最上位はIntelの「Extreme」が付くモデルになり、現在はCore i7 Extremeです。
デスクトップ用と比較するとさすがに性能は低くなりますが、それでもかなり高性能なCPUとなります。

ただし、このCPUは一般的に高性能といわれるCPUの数倍の価格で、CPUだけで普通のノートパソコン1台分の価格です。
実際にはCPUはCore i7の上位モデルであれば十分な場合も多く、少しでも差を付けたいならば最上位の「Extreme」を検討するといった程度で構わないでしょう。

メモリの容量はノートでは、メモリを挿すメモリスロット自体が少なく、大体が2スロットのためそもそも搭載できるメモリ自体がデスクトップより少ないという難点があります。
しかし、一部の大型ノートでは4スロットのメモリスロットを持つものもあり、そういったモデルならばノートの中ではかなり性能的には有利となります。

SSDとHDDに関しても、メモリと似たような状況で、大型のノートだと2台搭載できるモデルもあります。
そこまでの性能を求めないのであれば、SSD+HDDの構成の方が速度と容量を両立できるため便利なのですが、最高レベルの性能を求める場合は、SSDを2台使って高速化するRAID 0(ストライピング)という技術でSSDをさらに速度アップさせるのも有効です。

一番難しいのがGPU、グラフィックボードです、そもそもGPUの型番による性能の違いは詳しく無い人にはさっぱりわかりませんが、上位と下位ではCPU以上に性能差があります。
高性能なモデルは消費電力と発熱が大きく、ノートの場合は後からの交換が不可能です。

このため、BTOノートでGPUを意識する場合は、ベースの時点で高性能なGPUを搭載していることが重要です。

■大きさ別の高性能モデル

ノートパソコンでは性能を重視するといっても、デスクトップのように大は小をかねるとはいきません、そのため、ここでは大きさ別の高性能モデルを紹介します。

大きさ別といっても、14型以下の大きさでは、性能を求める場合はかなり厳しいため、15型からの紹介となります。

大きさ別のオススメは

15型
・ドスパラ Note Galleria
17型
・マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-NOTE
18型
・DELL ALIENWARE M18x

これらのモデルが大きさ別ではノートの最高峰に近いモデルがラインナップされています。

ドスパラの「ガレリア」の15型モデルは、高性能なGPUはもちろんですがこの大きさにしては珍しい、メモリスロットが4スロット、ドライブが2台搭載可能というハイスペックなノートです。
ゲーム以外でもこの仕様はかなり心強い性能を発揮してくれるはずです。

マウスコンピューターのゲーミングノートは、CPU、GPU共に現行最高性能のモデルがあり、SSDのRAIDも対応しています。
通常の構成では、これがノートパソコンの最高峰の性能となります。

ここからさらに頭ひとつ抜けているのが、DELLのゲーミングモデルのALIENWAREの18型モデルです、18型という時点でノートでは異質な存在ですが、GPUを2つ搭載するSLIやCrossFireXの構成が可能という驚異的なモデルで、グラフィック性能はその他の最高性能ノートパソコンの倍近い性能を誇ります。

これらの高性能モデルは、並のデスクトップでは歯が立たないほどの性能を持っています。
もちろん、コスト面などはデスクトップに分があるのですが、この高性能でその気になれば持ち運べるというのはデスクトップでは簡単に真似することのできない要素です。

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