パソコンのスペックが高いと電気代は高くなる?

■パソコンの消費電力と電気代

ハイスペックなパソコンでは、消費電力の高い高性能なパーツを多く搭載しています。
このため、スペックが高いと当然電気代も高くなります。

しかし、最近は各種パーツに省電力機能が充実しており、性能が必要ない軽い作業では省電力機能が働き消費電力を下げるようになっています。
電源の高効率化もあり、標準的な構成のパソコンでは、基本的には電気代に換算すると誤差の範囲といっても差し支えありません。

負荷の低いアイドル時が多い場合は、省電力機能が少なかった古いパソコンの方が現在の高性能パソコンよりも電気代が高いぐらいです。

電気代を考慮するならば、実際は性能よりもパソコンの使用時間や、負荷の掛かっている時間を考えた方がいいでしょう。

また、性能の低いパソコンで長時間作業するよりも、高性能パソコンで短い時間で作業を終わらせたほうが結果的には電気代が安くなることも少なからずあります。

24時間電源入れっぱなしのパソコンでもない限り電気代を考慮して、性能を落とすのはあまり意味がありません。
電気代を考慮するならば、効率の良い電源を選ぶ方が効果的でしょう。

■マルチGPUでは消費電力大

標準的な構成のパソコンは、多少の性能の差による電気代の増減など誤差の範囲ですが、標準よりもパーツの数の多いパソコンでは必ずしもそうとはいえません。

たとえば、グラフィックボードを2枚以上搭載するマルチGPU環境ではアイドル時でも消費電力は高くなります。
HDDの台数も極端に多いとアイドル時でも結構効いてくるでしょう。

マルチGPU構成をするのは、重いゲームを遊ぶためのハイエンドゲーミングマシンであることが多いので、ゲームをやらない時用の普段使いのサブマシンを思い切って用意して2台構成にしてしまうのも悪くない手です。

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