インターネットを使っていると、その便利さに家の外でもインターネットを活用したくなります。
昨今は携帯電話でもインターネットはできますが、モバイルパソコンやタブレットPCを使ってパソコンでインターネットをしたいという人も少なくないでしょう。
家の外でインターネットをする方法はいくつかあります。
■モバイルブロードバンドの契約
もっとも便利なのがモバイルブロードバンドの活用です。
e-mobileやWiMAXなど屋外でもブロードバンド回線でインターネットに接続することができます。
USBやPCカードのデータ通信カードをパソコンに差し込んで使用する事になります。
ブロードバンドだけあって通信速度もかなり高速で、動画サイトでもサクサク視聴できます。
費用は月額で平均すると4000〜6000円といったところです。
携帯電話のようにさまざまな料金プランが用意されています、データの通信する量や契約期間によって料金が変わってきます、自分の使い方にあったプランを選択しましょう。
契約から開通まではかなり早く、契約したその日から使うことも可能です。
難点は、まだまだサービスの提供エリアが限られている点です、都市部には強いのですが、郊外にいくとエリア範囲外になることも多々あります。
対応エリアはかなり広がっていますが、それでも都市部と郊外の差は存在します。
それぞれのホームページでサービス提供エリアが自分の使用する地域をカバーしているか確かめておきましょう。
■公衆無線LANサービス
公衆無線LANは文字通り、公衆のために用意された無線LANで、サービスが提供されている場所では街中で無線LANを利用することが可能です。
レストランやカフェなどの飲食店、駅や空港などの公共の場、大学などでサービスが提供されています。
商業的な利用をされていることもあり、あらかじめサービス提供者と契約して利用する「会員、契約制」、その場で一時的に使用する「ゲスト」、無償で誰でも自由に利用できる「フリー」が主流です。
会員、契約制はドコモ公衆無線LANサービスや、Wi2 300など、月額数百円から利用可能です。
モバイルブロードバンドに比べると利用できる範囲は限られますが、費用は格段に安くなります。
不特定多数が利用することから、セキュリティ面での心配もあります。
こういった公衆無線LANから自宅のパソコンやサーバーにアクセスするときは注意が必要です。
■FONルーター
公衆無線LANに近いもので、FONルーターというものがあります。
FONルーターは、FONルーターのユーザー同士が、無線LANのアクセスポイントを共有するサービスです。
FONルーターを設置して、会員登録すれば、自宅以外のFONルーターからもインターネットにアクセスすることができます。
登録料や使用料、通信料、月額費用などは一切かかりません、自分もサービスを提供する側なのでお互いに無料で利用できるわけです。
日本国内ではかなりの密度で普及が進んでいます、またFONはスペイン発祥のサービスで海外でも利用でき世界150ヶ国以上に約400万のアクセスポイントがあります。
FONはユーザーが自宅に設置するという性質上、他の公衆無線LANと違って住宅街にも多くアクセスポイントが設置されています。
場合によっては、公衆無線LANよりこちらの方が便利がいいこともありえます。
FON自体は購入時以外はサービスに一切費用がかからないためとりあえず導入してみるのも悪くないでしょう。
■まとめ
これらのサービスを利用すれば、家の外でもインターネットを利用することができます。
必要な費用やサービス形態などはそれぞれ大きく違いますのでよく考えて導入しましょう。
それぞれに共通していえる問題としては、どこでも使えるというわけではないということです。
いずれのサービスも人が少ないところではエリア外の可能性が高くなります。
モバイルブロードバンドのサービスエリア、公衆無線LANのアクセスポイント、FONが設置してある場所、それぞれサービスを供給している企業のサイトから確認できるので、自分が良く利用する場所に、サービスが供給されているか確かめておきましょう。
どれかひとつのサービスを選ぶだけではなく、いくつか組み合わせて自分が便利なようにすることも肝心です。