■無線LANの簡単設定機能
無線LANの接続設定は、簡単に接続できる機能が登場し、以前よりも楽になっています。
SSIDとセキュリティキーの入力やセキュリティ設定などがボタンひとつで行えるような機能も登場しています。
無線LANの業界団体が定めた「WPS」、バッファロー独自の「AOSS」、NECの「らくらく無線スタート」などがあります。
WPSは業界団体が定めているため、かなり多岐にわたるメーカーで採用されており、Windowsでは7から標準対応しています。
親機と子機が両方対応していればメーカーに関係なく利用できます。
AOSSとらくらく無線スタートは、WPSよりも以前からある機能で、携帯電話や携帯ゲーム機などの携帯機器は対応製品が多く、それらを無線LANに接続するならばバッファローやNECの製品が簡単です。
以前からある機能なのでWPSに対応していないが、AOSSとらくらく無線スタートには対応している機器といのもあります。
■WPSの使用方法
WPSでの簡単接続機能は、いくつかの使用方法があります。
まずは、それぞれの機器のボタンを押すプッシュボタン式です、このプッシュボタン式はボタンを押すだけで設定できるので非常に簡単です。
USB接続の子機などはプッシュボタン式に対応している製品も多く、簡単に接続できます。
もうひとつ主に使用されるのが、PINコード式で子機のPINコードを親機に入力すると親機から設定が送信されます。
特にWPSはWindows7以降ならばOS側で対応しているため、どんな無線LANの子機でも使える方式です。
パソコン側にプッシュボタンがなくとも、ルーターのSSIDを選択し、セキュリティキーを入力する画面でルーターのWPSボタンを押すとこの機能を利用して接続設定とセキュリティ設定が行えます。