■特価サーバーのデスクトップ転用
最近では、激安特価で販売されているサーバーマシンをデスクトップに転用するのが、低価格でパソコンを手に入れる手段として流行になっています。
以前は、中古パソコンをパワーアップして現在の環境でも使えるようにするということがありましたが、今では新品のパソコンでも低価格になっており、中古パソコンを買うこと自体があまりうまみが無くなっています。
その代用として登場したのが激安サーバーというわけです。
NECやhpのサーバーが時折1万円前後で特価していることがあり、そういったサーバーマシンを、デスクトップに向いた構成にDIYでカスタマイズして、デスクトップとして使用するわけです。
■ここを変えるとデスクトップ的になる
サーバーマシンをデスクトップ転用する場合は、主にグラフィック機能とサウンド機能が不足していることが多く、これらを強化するのがコツです。
サーバーでは、元々グラフィック機能は必要なく、サウンドも必要ないため、グラフィックボードとサウンドカードを増設するとこれらの問題は解決できます。
サウンド機能が無い場合はサウンドカードはただ音を鳴らす程度の1000円程度のものでも構いませんし、音楽再生を重視するなら高音質なモデルを搭載してもいいでしょう。
他には、メモリが小容量であることが多いのですが、サーバーマシンではECCメモリを使用していることが多く、通常のメモリと混在できないことがよくあります。
その場合は、少々値は張りますがECCメモリを増設するか、元から搭載されているECCメモリを外して通常のメモリに交換することになります。
ただし、サポートされているのはECCメモリのみですので、普通のメモリを増設する時はあらかじめ情報収集や、相性保証の利用などを考えておいた方が無難です。
光学ドライブは、読み込みのみのドライブを搭載していることが多いので、書き込みをする場合は必要に応じて増設や交換するといいでしょう。
サーバーマシンで意外と面白いのがCPUの交換です。
上級者向けのカスタマイズにはなりますが、通常のパソコンでは使えないIntel XeonなどのサーバーCPUも使えます、マルチコアで通常のCPUより省電力だったりと普通のパソコンとは一味違ったカスタマイズも楽しめます。