モバイル用で使う人のノート型BTOパソコン

■家の外でパソコンを使う

元々、ノートパソコンはデスクトップと違って、外に持ち出すものですが、ここ数年は実際に外でパソコンを使っている人を見かけることが増えてきました。

ブログやTwitterなどを、家の外で更新する人も増えていますし、パソコンと通信環境自体が外でパソコンを使うのに向いてきているともいえます。

値段が安く小型軽量化でバッテリー持ちがいいのはもちろん、それに加えて性能も高くなってきており、外で使える公衆無線LANやモバイルブロードバンドの普及で外でも快適にネットが使えるようになってきています。

基本的には「ノートのサイズで選ぶBTO」で紹介した小型モデルならば、外で使うのに向いているのですが、通信環境をどうするかという点がポイントとなります。

また、ブログやTwitterだけで通信環境も整っている端末となると携帯電話、特にスマートフォンが向いているため、スマートフォンとの差別化をどうするかという考え方も必要になります。

■モバイルブロードバンドについて

外使いでネットに繋ぐなら、現在はモバイルブロードバンドが定番です。
現在はe-mobileとWiMAXが人気を二分しています。

e-mobileの方が歴史が長く、サービスの提供範囲や都市部での通信速度では一歩秀でており、実用性は高い傾向にあります。

WiMAXの強みはなんといっても、通信端末を内蔵したノートがラインナップされていることであり、WiMAX内蔵パソコンであれば、他の機器がなくてもmobileブロードバンドが使えるという点です。

建物内などは、e-mobileの方が秀でていますが、屋外ではWiMAXの方が優れている傾向があります。

サービスの提供範囲はe-mobileが歴史が長い分有利で、特に都市部ではより高速な「LTE」というサービスを提供しています。
しかし、WiMAXもサービスの提供範囲を徐々に拡大しており、以前は都市部だけでしたが、現在はかなりの範囲にサービスの提供を広げています。

どちらがいいかは一概に断言できませんが、e-mobileは実績があり無難、WiMAXは端末がパソコンに内蔵されているなら便利、といったところでしょうか。

当然ですが、自分の住んでる場所や、よく行く場所がサービスの提供範囲でなければ意味がありませんので、あらかじめ公式サイトで使う場所がサービスエリア内か確認しておくようにしましょう。

■公衆無線LAN

モバイルブロードバンドと比較すると、使える場所が少ないのですが、料金的には安くあがるのが公衆無線LANサービスです。

サービスの提供会社が街中にアクセスポイントを設置して、登録しているユーザーがその提供会社のアクセスポイントを使用できるという方式です。

アクセスポイントは、飲食チェーンや公共交通機関に多く設置されており、頻繁に利用する飲食店や駅でアクセスポイントが設置されているのであれば便利に使えるでしょう。

プロバイダーが、家庭での回線契約者向けに、公衆無線LANの使用料金を優待していることもあるので、家庭のプロバイダーと合わせて契約するのも悪くありません。

この他、無料で利用できる公衆無線LANなどもあります。
しかし、最近は無料のアクセスポイントに関してはセキュリティの問題が指摘される事件なども起こっているため、きちんとしたサービスかあらかじめ確かめておいた方がいいでしょう。

■外で使うBTOノート

外で使うための基礎知識を説明したところで、オススメのパソコンをいくつか紹介したいと思います。

以前はこの手のパソコンでは、ネットブックが強かったのですが、現在はウルトラブックにその座を譲り、ウルトラブックでなくとも、小型軽量低価格なパソコンがあります。

それらのパソコンをいくつか挙げると

・マウスコンピューター LuvBook Sシリーズ
・エプソンダイレクト Endevor NAシリーズ
・パナソニック Let's note12型モデル

これらのパソコンは、カスタマイズでWiMAX内蔵に対応しており、モバイルブロードバンドへの対応が強力です。

マウスコンピューターのLuvBook Sシリーズは小型低価格のモデルで気軽に購入できて持ち出せるパソコンとなっています。

エプソンダイレクトのEndevor NAシリーズは14型の大き目のモバイルノートです、こちらも低価格で、モバイルノートの中でも広めの14型が欲しければオススメです。

Let's noteの12.1型のモデルはWiMAX内蔵にカスタマイズできるモデルがあります、頑丈、高性能で、重量大きさバッテリー駆動時間ともに強力なモバイルノートだけにかなり強力なマシンです。

これらの他、レノボのThinkPadやSONYのVAIO Sシリーズ、富士通のLIFE BOOKシリーズなどでもWiMAX搭載可能なモデルがあります。

これらも元々携帯性に優れていたモデルなので、WiMAX搭載でさらに強力なモバイルノートとして使用できるでしょう。

■まとめ

外使い用途では、とりあえず持ち歩くのに苦にならない大きさ重さで、モバイルブロードバンドなど、ネットに接続する手段があればそれだけで便利なものです。

ここではノートを紹介しましたが、単に外でネットに繋ぐだけならば、モバイルブロードバンドに対応したタブレットPCやスマートフォンでもいいのは確かです。

タブレットPCならば、そのままe-mobileに対応している製品もありますし、持ち歩くにはノートよりもさらに楽でしょう。

結局のところは自分の使い方次第というところでもあります。
Windowsがインストールされたノートパソコンを外でも便利に使いたいと思うか、ブログやTwitterだけならばAndroidやiPad、スマートフォンでもいいと思うのか、このあたりは人それぞれでしょうし、Windows8のタブレット仕様であるWindows8 RTなども登場しています。

ただ、ひとつアドバイスとしては、持ち歩くものなので、できれば実物をみてから判断できた方が後々後悔しない選択ができるはずです。

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