■eX.computerのBTOパソコンをズバッと評価!
秋葉原の電気街でも、老舗中の老舗であるツクモは自作パソコンユーザーなら誰でも知っているというパーツショップです。
そのツクモのプライベートブランドが「eX.computer」で、老舗パーツショップならではのこだわりが感じさせられるBTOパソコンを販売しています。
一般ユーザーが軽視しがちなPCケース、電源ユニット、メモリの品質が安定しており、パソコンとしての土台がしっかりした製品となっています。
電源とメモリは既製品のパソコンではコストカットの対象となっている節があり、たびたび故障の原因となっています。
しかしこのeX.computerではそれらにも高品質なものが採用されており、BTOメニューでどこのメーカーの製品か明記されております。
自作ユーザーは一般ユーザーではあまり知識がないこれらの点に注視しており、詳しい人は気を使って選んでいます。
つまり、ユーザー目線で詳しい人が選んだようなパーツ類が搭載されたパソコンを知識の無いユーザーでも手にすることができるのです。
ラインナップは現在はデスクトップパソコンがメインで、標準モデルの「Aero Stream」スリムタイプの「Aero Slim」、小型モデルの「Aero mini」、そしてゲーミングモデルの「G-GEAR」があります。
■ここがポイント「使い勝手のいいPCケース」
自作ライクなBTOパソコンでもオリジナルケースを採用しているメーカー、ショップは結構な数があり、ツクモも各大きさでオリジナルケースを採用しています。
そして、そのケースが非常に評判が良く、使い勝手、冷却性、静音性ともにバランス良くできているため高い支持を得ています。
標準モデルがAero Streamという名前をしているように、エアフロー(空気の流れ)にコンセプトが置かれています。
HDDの固定には、工具なしで取り外しができるドライブレールが採用されていてHDDの交換増設が簡単、前面のFANの前には取替え水洗い可能なフィルターがついておりパソコンにホコリが入りにくいという点もポイントです。
メンテナンス、カスタマイズ共にしやすいのでパソコンを自分の手でカスタマイズ、いずれ自作したい人への入門にもオススメです。
■総評
全体的にパソコンが詳しい人でも納得するような作りになっており、さらに初心者でも簡単に手入れをできるようなギミックも各所にあります。
ただしモデルごとのBTOでのカスタマイズ幅がせまいので、ベースのモデルはしっかり選ぶことが肝心です。
もっとも、豊富すぎるカスタマイズは何をいじればいいのかわからなくなることも多いので、むしろカスタマイズ項目が厳選されているため迷いにくいという利点ともとれます。
ベースのモデルをしっかり選んでおけば理想的なマシンを作るという点では特に問題にならないでしょう。