デザイナーやイラストレーターにおすすめデスクトップBTOパソコン

■絵を描きたい人のパソコン

同じコンピューターグラフィックでも、3Dと比べると2Dのイラストは必要なハードウェアでは敷居が低いといえます。
パソコンには特に専用のパーツは必要なく、求められるのはせいぜい、快適に動作する範囲でのCPU性能とメモリ容量です。

ただし、快適に動作する範囲のメモリ容量となると結構な容量が必要な場合があります。
パソコンでイラストを描く時は、レイヤーという領域に絵を描いて、そのレイヤーを重ねて一枚の絵に仕上げます。
作業中はレイヤーの枚数が多くなるほどメモリを消費するため、メモリの量も重要となってきます。

CPU性能はさほど必要ありませんが、かといって最安値クラスでは厳しいでしょう。
しかし、デジタルカメラで撮った写真のRAWファイルを現像するのならば、CPU性能はかなり重要になってきます、カメラも使っている場合はCPU性能も高めにしておくと快適でしょう。

グラフィックボードは重要そうに見えますが、さほど性能は必要ありません、あればいいといった程度です。

意外と重要なのがHDDの容量です、描いている絵の差分など保存していたり、画像資料などが増えてくるとかなり容量を食うので多めに搭載しておくのがいいでしょう、できればバックアップ用のHDDも用意したいところです。

イラストを描く場合はどちらかというと、周辺機器とソフトが重要となります、絵を描くためのペンタブレットはほぼ必須で、イラスト用のペイントソフトや画像編集ソフトが必要です。
モニタも重要度が高く、高解像度でないと作業にストレスが溜まりますし、安物のモニタだと色の調整が甘くて印刷した時や公開した時に思ってた色が出ていないということもありえます。
可能であれば、2画面にして、資料を表示したりペイントソフトのツールボックスを置いておくサブモニタを導入すると作業も捗るでしょう。

■イラスト、デザイン用のBTOパソコン

前述のとおり、イラストやデザインでは、さほど特別なパソコンは必要ありません、しかしBTOパソコンでは、イラストやデザインに必要なソフトや周辺機器の動作確認が取れたモデルなどをラインナップしているショップもあります。

初心者ではどれを選べばいいのかわからないということも多いので、動作確認の取れているソフトと周辺機器があれば、それを基準に選ぶこともできるでしょう。

デザイナー向けモデルでは

・パソコン工房 クリエイター向けモデル AEXシリーズ
・ドスパラ Prime Raytrek debut!
・マウスコンピューター AdobeCS5.5動作確認済みモデル

パソコン工房のAEXシリーズは高性能なモデルで、絵を描くのに必要な大容量メモリ、ソフトの動作を高速化できるSSD搭載、データ保存用のHDDをケースを開けずに前面から交換できるリムーバブルケース搭載と非常に使い勝手がいいモデルです。
絵を描くだけならばややオーバースペックな感じもありますが、高解像度でレイヤーを多重に重ねる場合などは頼もしいスペックでしょう。

ドスパラとマウスコンピューターのデザイナーモデルは低価格からあります。
それぞれ、ペンタブレットやソフトの動作確認が取れているため、これらのパソコンを使い、動作確認が取れているソフトや周辺機器で固めてみるのも悪くありません。

重要度が高いのは、周辺機器類とペイントソフトなどのソフトなので予算は必要なもの全体を計算に入れておくことが肝心です。
そう考えると本体は低価格に抑えてメモリのカスタマイズ程度に留めておくという選択肢もアリです。

この他、イラストでも3DCGを利用して描くこともあるため、3DCGを利用するつもりならば、併せてQuadroを導入しておくことも重要でしょう、そういった場合はパソコン工房のAEXシリーズはかなりハイスペックのため、すばらしいパフォーマンスを発揮できるはずです。

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