パソコンで故障しやすいパーツはどこ?

■パソコンで故障しやすいパーツ

パソコンの故障原因は大きく分けて、OSのトラブルなどのソフトウェアの故障、パーツや機器がトラブルのハードウェアの故障に分かれます。

このうち、ソフトウェアの故障はほとんどの場合、OSの再インストールやリカバリでWindowsを初期化すれば治るため、修理に出さずに自分で対処可能です。

対してパーツや機器の故障は、壊れたパーツの交換が必要となるため、メーカー修理に出さなくてはなりません。
また、パーツの中には特に故障しやすいパーツというものもあります。
ここでは、そういった故障原因になりやすいパーツと前兆や症状の典型例を説明します。

■電源ユニット

電源ユニットは、かなりパソコンの故障原因となることの多いパーツです。

パソコンに使用される電力はすべてこの電源ユニットを通して各パーツに供給されるので、電源ユニットのトラブルではその他のパーツの故障にも繋がります。

電源の故障頻度の高さには、電源にかかる負荷自体の多さもありますが、コストカットの対象になりやすい点も問題となっています。

電源はスペックにほとんど影響が無いにも関わらず値段の差が大きいため、安物の粗悪な製品が使用されることが多々あります。
各種の保安部品が省かれていたり、使用されるコンデンサが低品質な物だったりと安物の電源は壊れやすく安定性も低くなります。

故障の前兆としては、パソコンに負荷が掛かった時に急に電源が落ちたり、電源が入りにくくなったりというような症状が出てきます。
こういった状態で運用していると、その他のパーツの故障にも繋がるので速やかに修理に出した方がいいでしょう。

■HDD

故障の際に被害の大きなパーツといえば、HDDです。
中にデータを保存する機器だけに、故障してしまうと大事なデータを失ってしまう恐れもあります。

被害の大きさにも関わらず、故障しやすいパーツでもあり、必ず壊れるパーツともいえます。
故障の多さの理由には、中に稼動部が多いということが挙げられ、毎分数千回転するディスクが中に入っており、高熱を発し衝撃にも弱いパーツとなっています。

前兆としては、異音が発生したり、読み書きの速度が遅くなったりという症状がでます。
HDDの寿命や健康状態を管理するソフトなどもあるので、定期的にそれらで確認するのもいいでしょう。

また、故障の予防というわけではありませんが、重要なデータはバックアップを取って、いざ故障した際の被害を抑えるようにすると効果的です。

■マザーボード

マザーボードはパソコン上の各パーツと接続する土台であり、マザーボード自体にも様々な機能が搭載されています。

機能の多さから故障する可能性のある箇所が多く、また電源に次いで負荷の大きいパーツでもあります。

壊れる箇所としては、サウンドやLAN用のチップ類、メモリスロットや拡張スロットなどの接続端子類、それにコンデンサ類があげられます。

壊れやすいのですが、どこがどう故障しているのか判断しにくいパーツでもあります。

また、拡張性の高いマザーボードの場合は、サウンドやLANのチップの故障ならばそれらの拡張カードを取り付ければ機能を代用でき、メモリスロットや拡張スロットも空きがあればそちらに付け換えればいいので、ある程度潰しの利くパーツでもあります。

■グラフィックボード

グラフィックボードの仕事は主に映像を映すことですが、3Dゲーム用の高性能なモデルだと消費電力や発熱が大きく、非常に負荷の大きいパーツです。
ハイエンド製品では、高負荷時に200W以上の電力を消費する製品もあり、並のパソコン1台よりもグラフィックボード1枚で消費する電力の方が大きいこともあります。

グラフィックボードが故障すると映像の乱れや、3Dの表示の極端なカクつき、映像の負荷が高くなったときにパソコンが落ちるなどの症状がでます。
あまりに症状が進行すると、しょっちゅうパソコンが異常終了するので、グラフィックボードが悪いのか、それとも電源やマザーボードが悪いのか判断しにくくなるので注意しましょう。

もっとも、高性能なハイエンドグラフィックボードは、使われる部品も高品質で、発熱対策などもしっかりしています。
新製品の発売スケジュールも短く、CPUに比べると交換も簡単で、ハイエンドユーザーは頻繁にグラフィックボードを交換するため、負荷の大きさに比べると故障率は低いパーツかもしれません。

■その他稼動部のある部品等

この他、光学ドライブ、冷却ファンは稼動部があるためHDD同様壊れやすいパーツです。

光学ドライブは、レンズの汚れやモーターの異常で動作しなくなることがあり、ディスクが正常に読み書きできなくなります。
もっとも、パソコンでは普段あまり使わないという人も多く、故障していてもCDやDVDが読み書きできないだけでパソコンは使用できます。

冷却ファンは、安物だとすぐにきちんと回転しなくなったり、軸がブレたりして異音が発生したり止まったりします。
冷却ファンはケース全体の空気の流れを作るケースファンや、CPUやGPUなど発熱の大きいパーツについているファンと電源ユニットにある電源ファンがあります。

ファンが止まると冷却ができず、パーツが高温になってパソコンが落ちる場合があります、特にCPU、グラフィックボード、電源等のファンが止まってないか確認して、パーツ自体の故障なのか冷却ファンの故障なのか調べておくことが大切です。

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