■購入したパソコンをさらにカスタマイズする
パソコンは、買った後でも追加のパーツを増設したり、今搭載されているパーツをより高性能なものへ交換したりとユーザー自身の手によるDIYカスタマイズがしやすい機械です。
特にBTOパソコンは、元からいろんなパーツを使えるように設計されているので、既製品のパソコンに比べるとDIYカスタマイズがしやすくなっています。
特にミニタワー以上の大きさのタワー型が、ほとんど自作パソコンと変わらないような感覚でパーツの交換や増設が可能です。
具体的なパーツの交換等に関する説明はまた後述するとして、ここではDIYカスタマイズによる注意点、要点を説明します。
■保証の扱い、サポートの範囲
DIYカスタマイズでは、基本的には「自己責任」であり、一切の問題はユーザーの責任となります。
パーツの追加や交換によるトラブルは、一切メーカーでは保証されませんし、故障した場合は、保証期間内であっても有償修理という扱いです。
メーカーによってはDIYカスタマイズによる故障では修理を受け付けないことも少なくありません。
追加するパーツ側でも同様で、追加したパーツが動作しなかったとしても、そのパーツが故障していない限りはパーツの保証対象外です。
また、本体の保証に関してはメーカーの規定により様々ですが、追加したパーツによる不具合が発生した場合でも、パーツを外し標準状態に戻せば、保証も標準どおり受けられることもあります。
パソコンのトラブルは、DIYに限らず、問題が発生したら、問題が発生する前の状態に戻すことが肝心です。
DIYカスタマイズで保証が消滅するメーカーの場合は、本体に封印シールが貼ってあり剥がすと保証対象外になるのでDIYの前にすぐわかります。