後からパワーアップってできるの?

パソコンでゲームをしていると、買った当初は良かっても、後から性能不足や機能不足を感じることがあります。
パソコンのパーツは日進月歩で、パソコンゲームも日々進歩しているから当然といえば当然ですね。

そういった場合に、後からパワーアップできれば新しくプレイしたいゲームにも対応できます。

となると、実際にパワーアップできるかどうかが問題ですが、液晶一体型のパソコンやノートパソコンだとほとんど不可能ですが、タワー型のゲーミングパソコンなら、かなり自由度の高いパワーアップが可能だといえます。

もっとも、どの部分をパワーアップさせるかにもよります。
割と簡単にパワーアップできる割に絶大な効果があるパーツもあれば、手間がかかる割にあんまり効果が無い箇所もあります。

効果的なパワーアップ箇所

グラフィックボード

非常に効果的なパワーアップ箇所がグラフィックボードです。
かなり短い周期で新製品が投入されていて、交換も容易な箇所です。

注意点としては、新製品のグラフィックボードは消費電力が増加傾向にあるため、電源容量が小さいと交換できない場合があります。
そういった場合は電源も交換するという手もあります。
もっとも電源の交換は難易度が高いですが…

この他、ボードが大きくて入らないという可能性もありますが、最初から大きなボードも入るように設計されているゲーミングパソコンのケースなら問題ないでしょう
心配なら買いに行く前にケースの奥行きを測っておくと安心です。

ハイエンドのグラフィックボードは1世代前でも買取価格が高めだったりするので、買い替えやすい要因の一つでもあります。

ただし、GeForceからRADEON、RADEONからGeForceはドライバのアンインストールとインストールがややこしいので注意が必要です。

メモリの増設

パソコンのパーツ増設で、もっとも容易な作業がメモリの増設や交換です。
しかし、効果が実感できるかどうかは、メモリが足りているかどうかによります、すでに十分な容量を搭載している場合は、メモリを増設してもほとんど変わらないでしょう。

メモリは不足していると感じたら増設が基本です。

メモリの規格を合わせる必要があるので、増設用のメモリを買う前に確認しておく必要があります。
増設用のスロットが空いているかどうかもポイントです。
空いている場合は買い足せば良く、開いていない場合は現在使っているメモリから大きい物への交換ということになります。

データ用HDDの増設

いろんなデータを貯めこむ人にはHDDの増設が効果的です。
もっともHDDは高速化のためというよりも、データの保存容量が足りなくなったら買い足すという感じです。

何TBあっても足りないという人もいれば、2TBなんて使い切れないという人も居るでしょう。

大型のタワー型のパソコンならHDDを搭載するドライブベイも多いため、容易に増設することができます。

効果の薄いパワーアップ箇所

CPU

CPUの交換は現在ではナンセンスの極みです。

CPUはマザーボードのCPUソケットという箇所に装着するのですが、割とごちゃごちゃした箇所にあり、しかもCPUの上にはCPUクーラーが乗っかっているため、取り外して交換しなくてはなりません。

しかもCPUソケットは、最近では世代ごとに形が変わっているため、CPUだけ新しい世代に交換ということは不可能です。
効果としてもCore i5からCore i7に変えたところで性能差は微々たるものでしょう。
しかも古いCPUだけ余ってしまうというのも難点です。

難しい割に効果が低いので、CPUは最初から良い物を搭載しておいて、CPUが陳腐化したらパソコンの買い替え時だと思うようにするのが賢い考えです。

その他

システムドライブの交換

OSの入ったドライブをHDDからSSDへ交換するパワーアップです。
これは非常に効果的ですが、作業の手間はかなりかかります。

基本的に、新しいSSDにOSをインストールし直して、一から環境を作り直す必要があります。
前のHDDからSSDにデータを丸々コピーするという荒業もありますが、大体の場合はHDDのほうが容量が大きいので無理なこともしばしばです。

電源の交換

やたらと難しい上に、体感はほとんど無いという一見不毛な作業ですが、電源の容量が増えればより強力なパーツを搭載できるようになります。

端子が増えてより多くのドライブを搭載できるということもあります。

もっとも、実際はグラフィックボードと一緒に交換するということがほとんどでしょう。
もしくは、故障した電源を交換という場合です。
安物の電源は故障しやすいので、しょっちゅう交換する羽目に陥っている人も少なからず居るようです。

電源の交換は面倒なだけなので、こんな手間をかけるなら、最初から高品質で容量に余裕のある電源を搭載しておくようにした方が賢いです。

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