マザーボードのチップセットを利用してのRAIDは、設定をOSのインストール前に行う必要があります。
厳密にはOSインストール後にも設定変更自体は可能ですが、手順がややこしく重要なドライバを後から変更することになるため、可能な限りインストール前に設定し、ドライバのインストールもOSインストールと一緒に行うことを推奨します。
基本的な流れとしては
1.マザーボードのBIOSでHDDモードをRAIDに設定する
2.RAIDの構築をする
3.OSインストール時にRAIDドライバーをインストールする
注意点としては、Windows XPでRAIDドライバをインストールするにはフロッピーディスクでインストールする点です。
FDDが無いパソコンもかなり多くなっているためXPユーザーは注意しましょう。
どうしてもXPでRAIDが必要であればUSB接続のFDDなどを用意してください。
また、ほとんどの場合ドライバをインストールするためのフロッピーディスクは付属されていないため、あらかじめドライバインストール用のフロッピーディスクを作成する必要があります。
RAIDの設定をする前にあらかじめ用意しておきましょう。
*フロッピーディスクの作成に使うファイルはドライバCDの中などに収められている
Windows Vista/7ではCD/DVDやUSBメモリなどからもドライバをインストールできるため問題ありません。
マザーボードのチップセットでRAIDをする場合は、OSをインストールするドライブにRAIDを用いる場合はもちろんですが、当面はOS用ドライブを1台だけで運用し、後々データ用HDDをRAID 1で構築するという場合もあらかじめRAIDドライバをインストールしておく必要があります。
マザーボードのRAIDモードにはAHCIの機能も含まれるため、ドライブの機能を最大限発揮でき、後々の拡張性まで保てるのがRAIDモードになります。