RAID 1は複数台のHDDに同じデータを書き込むことで、データを強固に保護することができます。
複数台のHDDに同じデータを書き込むため、容量は1台分の容量になります。
パソコンでの使用ならば、だいたい2台でミラーリングし3台以上使うことはほとんどありません。
データを保護する技術としては、単純でわかりやすく、もっとも基本的なRAIDといえます。
同じデータが複数台に書き込まれているため、HDDが1台故障しても、データは無事で、対障害性が高く、大切なデータを保護するのに向いています。
重要なデータを保存するパソコンや、小規模なサーバーでは非常に利用価値が高いといえます。
難点は容量の少なさですが、最近では、大容量のHDDが低価格化しているので、大切なデータを保護するためにはさほど痛手ではないでしょう。
以外に盲点なのが、同じ型番で同じ生産時期のHDDを2台でRAID 1を組んでいると、故障時期が重なる場合があり、2台まとめて故障したりという事態もありえます。
また、同じように、1台故障した場合、もう1台も寿命が近い可能性が高いため、手早くバックアップしましょう。
RAID 1を構築しているからといって、油断せずに、定期的にバックアップしておくことを心がけるとより強固なデータ保護をすることができます。
*ミラーリング、鏡に映したように同じデータを2台に書き込む、1台壊れてもデータはもう一台に残っている