RAIDはRAID同士を組み合わせることでさらに冗長性を高めたり、速度と信頼性を両立することも可能です。
一般的パソコンの運用でよく使われるのがRAID 0とRAID 1を組み合わせたRAID 01(0+1)やRAID 10(1+0)です。
RAID 01では、RAID 0でストライピングした高速なHDDイメージをさらにRAID 1でミラーリングすることで冗長性も高めることができます。
*こちらがRAID 01、ストライピングしたボリュームと同じボリュームをもう1つ作成されている。
データが消えるのは、RAID 0を構築している部分が1台ずつ故障した場合
RAID 10では、RAID 1で構築した信頼性の高いミラーリングのHDDイメージをさらにRAID 0でストライピングすることで高速化できます。
*こちらがRAID 10、こちらはミラーリングしたデータを2つに分けている。
データが消えるのは、片方のRAID 1を構築している部分が両方故障した場合
最低台数は、2台×2組で4台で、容量は2組の場合だと半分の容量になります。
RAID 01とRAID 10は基本的にはどちらも同じ考え方で似ていますが、信頼性ではRAID 10の方が優れています。
RAID 5に比べると容量の使用効率は劣りますが、耐障害性では優れます。
RAID 5よりも対応しているマザーボードが多いのも利点です、RAIDカードを使わずに最低限のコストでRAIDを構築する場合に有力な選択肢となります。