eSATAはSATAの外付け用の規格です。
eSATAで接続したHDDはほとんど内蔵と同じような扱いで利用することが可能で、PC内部でも内蔵として認識されます。
*上がeSATAで下がSATA、電気的にはほとんど同じ端子だが、形は異なる。簡単な変換ケーブルなどもあり、内部のSATAポートをeSATAとして外に引っ張り出すことも可能
SATAの機能では、PCの電源を切らずにHDDの交換が可能な「ホットスワップ」に対応していますが、eSATAならば内蔵以上にこの機能を有効活用できます。
速度は内蔵のSATAポートと同じ扱いで、SATA2なら3Gbpsで、SATA3なら6Gbpsで接続可能です。
非常に面白い機能では、ポートマルチプライヤーといって、複数のHDDを1つのeSATAポートに接続することが可能です。
最大では1ポートに15台の機器となっていますが、実際は5台程度の機器が多いようです。
eSATA側がポートマルチプライヤーに対応している必要があるため、複数台HDDを搭載した外付けHDDと動作可能なeSATAの拡張カードがセットになって販売されていることもあります。
USBと違って給電機能が無いため、電源が別に必要となります。
速度が速く電源が必要という性質上、3.5インチのHDDを外付けで接続するのに向いています。
一時期は内蔵と同じ速度で接続できるということで、人気を集めましたが、USB3.0が普及した現在では数は減っているようです。