Windowsユーザーなら誰もが使っているソフト、それが「メモ帳」です。
よもや使ったことがない人は居ますまい。
非常にシンプルなソフトで軽量、便利なソフトです。
こういう「文字の編集をするソフト」をテキストエディタと呼びます。
文字通りテキスト(文章)をエディット(編集)するソフトですね。
もっとも「メモ帳」が有名なので、テキストエディタを説明するのには「メモ帳のようなソフト」と言ったほうがわかりやすいかと思います。
このテキストエディタは、メモ帳だけでなく、他にもいろいろな種類のソフトがあります。
テキストエディタの役割
テキストエディタは、文章を書くだけでなく、プログラムや設定にも使われます。
パソコンのプログラムは英文の命令文で書きますし、設定は文字や数字で書き込まれています。
プログラムに関して、プログラムを改造して機能を変更したり追加したりということも不可能ではありません(仕様が公開されていて、改変が許可されているソフトに限りますが)
また、Windows上で動くソフトは、だいたいソフト内で設定を変えられますが、元々は設定をまとめたファイルが作られてそれをソフト内から書き換えるという方式をとっています。
設定ファイルを「プログラムから開く」でメモ帳を使って開き、直接設定の数値をいじって設定変更するということもできます。
なんでわざわざややこしい設定の仕方をするんだ? と疑問を持つかもしれませんが、ソフトを起動せずにソフトの設定をすることができたり、裏ワザ的に、通常では設定できない数値に設定したりということもできたりします。
少し話がズレましたが、テキストエディタはこういう用途にも使うことができます。
大きく分けると、文章を書くためと、プログラムを書くのがテキストエディタの主な役割です。
国産ソフトと外国産ソフト
テキストエディタに限らず、パソコンのソフトは国内外問わずいろんな人や企業が開発をしています。
多くは海外製のソフトが多いのですが、テキストエディタは国産ソフトが強いジャンルでもあります。
理由は当然ですが、文章を書くという目的もあるからです。
日本語の文章を書くという用途ならば、日本人が日本で作ったソフトの方が使いやすいのは当たり前です。
プログラムを書くならどうか?
というと、この点でも国産が海外製に劣るということはさほどありません。
管理人はプログラミングに関しては門外漢なので実際のところはよくわかりませんが、プログラムにも充分使えるように作られているようです。
使えるテキストエディタをご紹介
大まかな説明をしたところで、いろいろなテキストエディタをご紹介したいと思います。
興味を持ったのなら、ぜひ一度メモ帳の代わりに使ってみて欲しいソフトたちです。
サクラエディタ
http://sakura-editor.sourceforge.net/
管理人愛用テキストエディタです。
行数カウント、文字数カウント、桁数指定折り返しなどの文章を書くには便利な機能がてんこ盛りです。
桁数指定折り返しは、ようするに40文字で折り返すなどといった指定です。
海外製のテキストエディタだと桁数指定折り返し機能が無いモノが多いので、国産ならではの機能です。
なぜ海外製では無いかというと、英語は単語単位で改行するのが普通で、指定の文字数で折り返す必要が無いのではないか…というのが管理人の予想です。
(違うかもしれませんし、桁数指定折り返しがある海外製エディタもあるかもしれません)
編集機能、変換機能、設定、キーマクロなど、様々な機能を持っており、さらにそれらをショートカットキーで操作できるため、慣れると高速でいろんな文章が書けるすごいソフトなのです。
これらの機能を使いこなせばプログラミングにも力を発揮するそうです。
TeraPad
http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/
これもサクラエディタ同様の、国産テキストエディタです。
サクラエディタに比べると少しシンプルで、比較すると機能は少ないですが、画面表示関連の設定が細かく設定できるようになっています。
機能が少ないといってもサクラエディタと比較した場合の話で、十二分に多機能なテキストエディタといえます。
サクラエディタとどっちがいいかは好みの問題で、サクラエディタがごちゃっとしてると感じる人は、TeraPadの方が使いやすいかもしれません。
編集モード切替で、「html」や「java」モードにも切り替えられるので、プログラムやWebページを作る人にもオススメのエディタです。
日本語の文章を書くなら、このどちらかが使いやすいでしょう。
変なテキストエディタ?面白いソフト
せっかくなので変なテキストエディタも一つご紹介
チラシの裏
http://yuukiremix.s33.xrea.com/chirashi/
名前からして異彩を放つこのソフト、なんとメモ帳よりも機能が少ないという割り切りっぷり。
ファイルを開いたり、保存したりできません。
フォント設定、表示設定、折り返し、一切の機能がありません。
フォントがMS Pゴシックで大きさは12固定なので、AA(アスキーアート)が崩れないというのだけがウリです。
ソフトを開くと標準で熊先生のAAが書かれている、チラシっぽい背景画像があるという微妙な凝りっぷりです。
実用性は皆無ですが一発ギャグとして笑えるソフトです。