パソコンにしても、スマホにしても、ゲームで暇つぶしをしている人は多いと思います。
中でも究極の暇つぶしと言えるジャンルがパズルゲームです。
特にパズドラはスマホアプリとして登場して以来、凄まじいダウンロード数に課金額、携帯ゲーム機に移植されたり、アニメが始まったり、携帯ゲーム機の新作が出たり、いろんな誰でも知ってるレベルの大人気アニメやゲームとコラボしたりと、登場から時間が経っても衰えを知らぬ人気を誇っています。
↑パズドラは人気アニメとのコラボイベントも多くしている。
…でも今日の話は、もっとシンプルなパズルの話。
気楽で、やめられないとまらないという恐ろしいパズルの話です。
Windows標準ゲーム恐るべし
パソコンユーザーにとって、一番馴染み深いパズルといえば、Windowsの最初から入っている「ゲーム」の中身でしょう。
最初から入っているだけに、開始にも手間いらず、すべてのプログラムからゲームを開いてやりたいゲームをプレイするだけです!
Windowsパソコンさえ目の前にあれば、いつでも暇つぶし開始できるという恐ろしいゲームです。
まぁ、最近は入ってないこともあるんですが。
しかしながら、暇つぶしにゲームを選ばないという人は、これらのWindows標準のゲームの存在を知っていてもプレイしたことがないという人も居ることでしょう。
逆に、俺はめちゃくちゃ得意だぜ!という人も結構見かけます。
ただ、これらのゲームが得意という人は何故か「仕事をサボりがちな人だ」という不当なレッテルを貼られることがあります。
特に大企業勤めとか、公務員だと特にそう思われがちだそうです。
一体、Windows標準のゲームと公務員がサボりがちなことにどんな因果関係があるのかはわかりませんが、暇つぶしに最適なソフトであることは間違いありませんね。
ゲームのインストール
本来なら、標準で入っているのでインストールなど必要ないのでしたが、Windows8以降は標準ではインストールされていないので、Microsoftのサイトからアプリをダウンロードしてきてプレイしなくてはなりません。
Microsoftのアプリストアからインストールしましょう、もちろん無料で手に入ります。
- マインスイーパー
- ソリティアコレクション
- マージャン(上海)
Windows7Professionalでの有効化
また、WindowsVista/7でBusinessやProfessionalなどの家庭用ではないエディションでは標準では無効化されていたりもします。
プレイするには有効化しましょう。
手順は
- コントロールパネルから
- プログラム
- Windowsの機能の有効化、無効化
ゲームのハズレているチェックを入れます。
あんまり無いことだとは思いますが、Windows7HomePremiumで無効化する場合は逆にチェックを外せばゲームを無効化できます。
標準的なソフトを紹介
有効化したら、それぞれのソフトを簡単に紹介します。
マインスイーパー
最近はマインといえば、マインクラフトを想像する人が多いですが、パソコンゲームでマインといえば、マインスイーパーです。
ちなみに、どっちもスペルはmineですが、マインクラフトはのmineは「鉱山」という意味で、マインスイーパーのmineは「地雷」という意味です。
というわけで、マインスイーパーはmine「地雷」をスイープ「掃除」するゲーム、地雷撤去ゲームです。
ヒントを見ながら、マスの中に埋まっている地雷を開けないように地雷以外のマスを全て開放するという単純なルールです。
単純故に異様に中毒性が高いゲームで、失敗してもクリアしても「よし、もう一回!」とやめ時がわからなくって、延々と続けていることがあります。
フリーセル
Windowsのトランプゲームを言えばフリーセル。
バラバラに配置されたトランプを絵柄ごと、1から順に右上のセルに並べていくというゲームです。
左上には4枚までフリーに一時保管できるセル、フリーセルがあります。
これがこのゲームの名前の由来です。
フリーセルを活用しながら右上のセルに全てのカードを収めるのが目的です。
ちなみに、右上のセルに置いたカードは元に戻せません。
下の配置されているエリアには、カードの下に、色違いの1つ数字が小さいカードを置くこともできます。
また、空いた列は好きなカードを置くことができるので、とりあえずまずは1列空けるのがクリアへの近道となっています。
一切のランダム要素が無いのが特徴です。
詰将棋のように論理的な思考で手詰まりしないように先を読みながら進めるのが楽しいゲームです。
ちなみに、クリア手順が存在しない絶対にクリアできない配置も存在します。
クロンダイク(ソリティア)
Windows7まではソリティアの名前で収録されてたゲームです。
旧来のWindowsユーザーの多くは、このゲームの名前がソリティアだと思っているようですが、ソリティアは一人遊び用ゲームの総称なので、クロンダイクが正式名称です。
このゲームも配置されたカードを右上のセルに絵柄ごとに1から順に収めていくのが目的です。
左上の山札をめくりったり、初期に配置されているカードの下にあるカードを表に向けたりしながらゲームを進めます。
フリーセルとは異なり、ランダム要素が強く、クリア時間がスコアに反映されるので、少ない手順で素早くクリアするのを競います。
ちなみに、タイムやスコア計算を考えなければ、トランプがあればパソコンがなくてもプレイできます。
マージャン(上海)
名前は麻雀ですが、実際は麻雀牌を使っているだけで麻雀とは特に関係ないゲームです。
日本国内では上海で知られた名前のソリティアの一種です。
麻雀ゲームだと思ってプレイすると肩透かしを喰らいます。
麻雀牌を使っているので中国発祥のゲームのようですが、アメリカ人がMacintosh用ゲームとして開発した、アメリカ生まれアメリカ育ちのゲームです。
マインスイーパーとかフリーセルと比べてあんまり馴染みが無いぞ?と思う人も居るでしょう、それもそのはず、このゲームはWindowsVistaから収録されたので、XP以前にはありませんでした。
大昔からMacを使っていた人がゲームで遊んだり、ゲームセンターとかで上海を触ったり、Linuxの代表的な環境であるGNOMEを触っていた人じゃないと馴染みが薄いかもしれません。
このゲームは上海、四川省、麻雀ソリティアといった名称が使われることが多いので、iOSやAndroidでアプリを探す時はこれらの名前で検索しましょう。
ゲームの内容としては、山に積まれた麻雀牌を1組ずつ取り除いていって、全て取り除けばクリアというゲームです。
この時、取り除ける牌は、上に何も乗っていない、列の端にある牌に限られます。
この制約があるため、無闇に牌を取り除いてはすぐに手詰まりします、先を読みつつ、上にある牌や長い列の端っこなど、他の牌の邪魔をしている牌を取り除くのがコツです。
この他、Windows標準ゲームとしては長い間親しまれているゲームに、スパイダーソリティア、ハーツなどがあります。
ブラウザゲームのパズル
パズルゲームは構造が単純で、手軽に遊べることから、ブラウザゲームでも多くあります。
Flashを利用したソフトで勉強のための作成している作者も多く、ゲーム名で検索すると手軽に遊べるゲームが多く見つかります。
サイトによってはCookieを利用してゲームの進行状況やスコアを保存できるサイトもあるので、やりこみがいもあります、気に入ったモノが見つかったら、ブラウザのお気に入りに保存しておくといいでしょう。
そんなブラウザゲームのパズルゲーム人気のジャンルをいくつか紹介します。
数独(ナンバープレース)
数独は、9×9のマスを、3×3に区切ってルールにそって、3×3のマスに1〜9の数字を配置するパズルです。
- 数独 −無料で数独パズルをプレイ、プリントそしてシェア
最初から配置されている数字をヒントに、縦横に同じ数字が入らないように数字を配置します。
このように、重複せずに物や数字を配置するパズルは古典的ジャンルでプレイしてもプレイしても飽きない魅力があるゲームです。
新聞や雑誌のクイズコーナーやパズルコーナーでもよく見かけるので、パソコン以外で馴染みがある人も多いのではないでしょうか?
ネット上のブラウザゲームだとそれこそ問題数が無数にあるため、延々とプレイしていられます。
アマチュアの愛好家が問題を投稿しているサイトも多くあり、難易度も様々です。
お絵かきロジック
これも定番のゲーム、ピクロスの名前で知ってる人も多いのでは?
ルールに沿ってマス目を黒く塗りつぶして絵を完成させるゲームです。
- ピクチャーロジック
フリーゲームでも多くありますが、ブラウザゲームの場合はサイトによって問題が投稿されているので、ユーザー作成のゲームがプレイできます、正解者数や問題の評価など、簡単、難しい、良い問題などプレイ前に参考になります。
適度に頭を使って楽しめるためハマること必至です。
テトリス
テトリスは説明不要のコンピューターパズルゲーム。
説明不要なところをあえて説明するならば、上から降ってくる様々な形のブロックを隙間なく埋めていくゲームです。
横一列揃うとブロックが消えて、上まで積み重なる前に規定のライン数を消す、もしくは上までブロックが積み重なるまでどれだけ消して点数を稼げるか競うというルールです。
- AAテトリス
ソビエト発祥のゲームで、アーケードでセガが、家庭用ゲーム機で任天堂が版権に関する一悶着がありながら日本中で爆発的にヒットしたゲームです。
そして、これらの公式ではない、テトリスのクローンゲームがブラウザゲームとして多く存在します。
「テトリス 無料」や「テトリス フリー」などで検索すると山のようにヒットします。
中には独特なアレンジルールを採用しているゲームもあります。
フルHDテトリスはそのスケールのデカさに驚くこと必至です。
- フルHDテトリス
ただのジョークソフトのようにも見えますが…本気でやろうと思うと、数時間あっという間に過ぎます。
ぷよぷよ
ぷよぷよは日本発祥の落ち物パズルゲームです。
上から降ってくる2個1組の「ぷよ」を同じ色でつなげて、4つ以上つながると消えるというルールのゲームです。
- 偽とことんぷよぷよ
最初のぷよぷよが発売された時は、開発したコンパイルは「さんざんやりつくされたジャンルのゲーム」のような自虐的な紹介をしていましたが、斬新な対戦要素がウケて大ヒットしました。
2作目のメジャーバージョンである、ぷよぷよ通でそのゲーム性は完成し、その競技性の高さから今でも人気のあるゲームです。
しかしながら、ゲーム性の完成が早すぎたために、その後の発展性に乏しく開発元のコンパイルは続編の開発に苦心し、コンパイルから版権を引き継いたセガもいろいろな方向性を模索しているゲームです。
早い段階でゲーム性が完成しただけに、ネット上では基礎的な特徴を持ったクローンが作成されています。
これらは、上級者からは練習用ツールとして活用されているようで、連鎖シミュレーターも同じくいじっていて楽しいものです。
大昔に、学校のノートにぷよぷよを描いて連鎖の研究をしていた頃を思い出します。
- 連鎖シミュレーター
プレイしていると、自分のぷよぷよの実力が気になって、ネット対戦のできてレーティングもある公式ゲームを買ってしまうという話もちらほら。
そして、それ以上に本家のぷよぷよを遊んでいる人が練習のために使っているようです。
ちなみに、少し前に、e-Sportsの競技化を目指した「マジカルストーン」という本格的なぷよぷよクローンがありましたが、諸問題がありサービス終了しました。
どんなものかというと、キャラやグラフィックは流用しないぷよぷよ通のパクリゲームです、セガに許可を取ったつもりが取れてなかった上に、企画者がユーザーから反感を買う事実が明らかになって終了というような経緯です。
パズルゲームの宝庫はスマホアプリ
ここまでは、Windows標準ゲームや、お手軽なブラウザゲームを紹介しましたが、パズルゲームの宝庫といえばスマホアプリです。
冒頭のパズドラもスマホアプリですが、今まで紹介したような単純明快なパズルゲームも豊富にあります。
タッチパネルで操作するスマホとパズルゲームは相性が良く、操作しやすく、なおかつ暇つぶしとスマホの相性はさらにマッチングしています。
いくつかインストールしておくと、ちょっと時間が空いて、手元にあるのはスマホぐらいという時に重宝します。
また、適当なパズルゲームを探すこと自体がいい暇つぶしになるということも…
割りと頻繁にアプリを入れ替えてますが、いくつか気に入ったものをご紹介します。
Wooden100 Block
ブロックを枠内にはめ込んでいくパズル、4角のブロックと6角のブロックの2種類があり、どちらも、1列一直線に揃えると消えるというゲーム。
配られたブロックがどこにも入らなくなるとゲームオーバー。
決められた手数以内に、指定のブロックを消さないとゲームオーバーな時限爆弾モードや、ブロックを回転させられるモードなどもあります。
回転させられるモードは簡単すぎていつまで経っても終わりませんが…
広告表示が唐突に現れることがあるのが気になるところ、広告表示されたらアイテムが貰えたりすることもありますが、誤って変なところにブロックを置いてしまうこともあってちと困ったことがありました。
鳥ジグソーパズル
鳥の絵柄のジグソーパズルゲームです。
用意された絵柄を好きなサイズに分けてジグソーパズルが楽しめます。
ジグソーパズル以外にも、スライドパズルは16パズルのモードも有り、飽きがきません。
犬や猫もあります。
- 猫ジグソーパズル
- 犬ジグソーパズル
フリースライディングブロックパズルゲーム
ブロックをスライドさせて、赤いブロックを脱出させるパズルです。
パズルの中では古典的なジャンルで、中毒性は高い…のですが、ちょっと広告表示の頻度が高すぎるのがたまにキズ。
ゲーム性は文句ないんですけどね。
問題数も多く、かなりハマれるゲームです。
これらのアプリは、スマホの操作性とマッチングしていて、快適にサクサクとプレイできます。
定番ゲームパズルのスマホゲームも多数あり
定番のナンプレやクロスワードパズルなどもおおくアプリ配信されています。
ただ、ナンプレはまだしも、クロスワードパズルは紙媒体に慣れていると、スマホのアプリは操作しにくいと感じました。
- ナンプレ 無料で1500問!
操作性というフィーリングの問題は人それぞれですが、スマホの操作性とマッチしているゲームもあれば、そうでもないゲームも当然ながらあると思います。
既存のゲームをスマホ用にしただけで、ぴったりハマるものもあれば、スマホでプレイするのに無理がないか?というゲームも多々あるものです。
とはいえ、暇つぶしに最適なパズルゲームと、常に手元にあるスマホとの相性はいいものです。
定番なりスマホならではのゲームなり、お気に入りのパズルをインストールしておくと、いざ暇になった時に重宝するでしょう。
まぁ、あそんなに日までもない時についつい触ってしまうこともあるのですが…
まとめ
ソーシャルゲーム全盛期の現在ですが、古き良きパズルゲームも未だに多く、過去の資産やそれらをスマホに落とし込んだゲームも多数あります。
パズドラのようなパズルとソーシャルゲーム要素を合わせたゲームもいいですが、ガチャやパラメータなど気にせずに、純粋にゲーム内容だけを楽しめるシンプルなパズルもいいものです。
暇つぶしに軽く遊んでみるのも、延々とやっていられるシンプルなパズルの世界に没頭してみるのも、たまにはいいでしょう。
仕事に差し支えない程度に…