あちこちにポケモンが!ポケモンGOが大ブーム!新しいゲームの世界やスマホマナー

はじめまして!
ポケットモンスターのせかいへようこそ!

…と、オーキド博士に言われたのは何年前のことだったでしょう。
遠い昔の記憶です。

そんな初めてのプレイが遠い昔の記憶、子供の頃だったポケモンですが、今でもシリーズが続いており、新作サン&ムーンの発売も予定されています。

しかし、今巷を賑わせているのは、スマホの地図と画面を通して、まるでそこにポケモンが居るかのように楽しめ、捕まえることのできるスマホアプリ、ポケモンGOです!


注:画像はポケモンGOとは無関係です、ポケモンGOにチラチーノは居ません。

先に公開された海外から、遅れて登場した日本国内のサービス、社会現象となっています!

ゲーム内容について今更ポケモンGOについて長々と説明するのもなんですので、管理人のポケモンの思い出だとか、ポケモンGOで起きた問題などとりとめなく語ってみたいと思います。

ポケモンGOの公式サイトはこちら

AR技術で現実とリンクする内容のゲーム

ポケモンGOはAR技術を使ったアプリケーションです。

AR(拡張現実)はあたかも現実世界にアプリの内容が存在するかのような表現をするソフトで、多くの場合カメラ機能に+αすることによって実現しています。

カメラを向けたら、そこにポケモンが居るように表示することで、目には見えないポケモンをスマホのカメラを通して見つけることができるような世界観を実現しています。
まるでいつもの公園にポケモンが居るような様はホントに楽しいものがあります。


※ポケモンGOにチラチーノは居ません

ポケモンのAR技術を利用したゲームは、以前にもポケモンARサーチャー、ポケモン立体図鑑シリーズがありました。
いずれも3DS用のソフトで、3DSのカメラを通してポケモンがそこに居て捕まえることのできるARサーチャーはある意味立ち位置的には今回のポケモンGOの前身のようなところはあります。

そして、カメラ機能とともにその根幹を担うのが地図です。
ポケモンGOは位置情報を利用したサービスで「どこに行けばこんなポケモンが居た」というゲームの中の出来事をリアルで体験することができます。

ポケモンの世界観は、ひたすら荒野を往くゲームや中世ヨーロッパではなく、近代的な街並みに科学技術が発展した現代社会に似たような世界にポケモンという不思議な生き物が居るという設定です。

地図やカメラを通した現実世界とのリンク感と、ポケモンの世界観が非常にマッチしていて、大ヒットとなったわけです。

このAR技術のアイデアはいろいろなコンテンツに利用できると思いますが、その中でもポケモンは非常に相性が良かったのではないでしょうか。

みんなを外へ誘うポケモンというコンテンツ

また、ポケモンは外へ出歩くにも積極的なコンテンツです。
そもそもが、携帯用ゲーム機のソフトで、通信交換や通信対戦をメインコンテツと据えていたこともあり、外でポケモントレーナー同士が交流することも最初からゲームデザインに入っていました。

ポケモンの本編のゲームソフトだけでなく、大昔に万歩計が大ブームした時に、ポケモンの万歩計「ピカチュウげんきでちゅう」というゲームもありましたし、その後、ニンテンドーDS用ソフトの「ポケットモンスタ ハートゴールド・ソウルシルバー」の時は、ポケウォーカーというゲームからポケモンを連れて来て一緒に外を歩けるというこれまた万歩計もオマケで付いてきました

最近のポケモントレーナーは、家にこもってポケモンの生産と育成とネット対戦ばかりしているイメージですが(管理人自身がそうですが…)以前から、外でポケモンを遊ぼうというコンセプトはあった訳です。

今回のポケモンGOもその延長線上であり、他のゲームよりも、外で遊ぶのと相性のいいコンテンツなのでしょう。

ポケモンGOの問題とスマホマナー

ポケモンGOに関する問題は現在のスマホマナーに一石を投じることとなっています。

起きた問題をいろいろと並べてみると

  • 歩きスマホや運転中のスマホ操作による事故
  • ゲームのために子どもが夜に出歩く
  • 集まったポケモントレーナー達が騒いだりゴミを捨てたりする
  • 私有地や立ち入り禁止の場所に入る
  • 公共の場所を占有する

などなど、既存メディアの報道ではこういった問題から「危険なアプリだ!」と禁書のような扱いをされることもしばしばです。
これらの問題とちょっと見てみましょう。

歩きスマホと運転中のスマホ

先に言っておきますが、ポケモンGOは常に画面を見ている必要は無いゲームです。
振動でポケモンの出現を教えてくれるため、ポケモンの出現を確認してから、落ち着いてカメラを取り出せばいいようになっています。

改めてポケモンGOの問題で特に問題となっているのは、歩きスマホや運転中のスマホの使用ですこれは深刻な問題となっています、道路に飛び出したり人にぶつかったり近づく車に気づかなかったりなど危険に直面します。
サービス開始前からJRでは、ホームから転落する人が出るのではないかと危惧されていましたし、実際にこれからありえそうな気がします。

徒歩の場合でも十分危険ですが、運転中のながらスマホはさらに危険で、対向車線にはみ出して運転しているような場面や、海外では衝突事故なども起きているようです。

ただ、これらの歩きスマホ、ながらスマホの問題は、ポケモンGOにかぎらず、スマホにつきまとっている問題です。
ポケモンGOで今まで言われていた問題が顕著になっただけで有識者(?)の言うような「ポケモンGOは危険なアプリだから禁止せよ」というだけじゃ、また次に似たようなアプリが登場したらいちいち禁止しなきゃならなくなりそうです。

こんなに有名なアプリなのだから、むしろ教訓にスマホマナーの啓蒙に役立てた方が建設的な気がしますね。

それ以外の点に関しても、何もポケモンGOだからというだけではないと思います。

夜に外出してゲームをする子ども

ゲームのために子どもが夜に外に出歩くということは、どこの地域でも危険なことでしょう。
驚くべきは治安の悪い地域でもこういうことがあるようですが、海外の治安の悪い地域は心得たものか、保護者が付き添って近所の子ども達を引率して交代でポケモンを捕まえに行ってるそうです。

日本の場合は夜遅く塾帰りにポケモンを捕まえる寄り道をしそうで心配ですね。

夜子ども達だけで出歩くのはほんとに危険なので注意しましょう。
ただ、危ないからといってダメだと一蹴するのではなく、
もし、子どもがポケモンを捕まえに行きたいと言ったら、親御さんも一緒に付いて行ってあげたらどうだろう?
と提案してみます。

まだ暗い時間にカブトムシを捕まえに行ったり、釣りに出かけたり、ホタルを見に行ったりするのと同じように、子どもを連れてポケモンを捕まえに行くのも悪く無いと思います。
普段と違った親子の会話ができるんじゃないかと思います。

集まった人が騒いだりゴミを捨てたりする

人が集まって騒ぐというのは、ポケモンが多い地域の住民にとっては切実な問題で、ポケモンがよく出る公園では連日お祭りのような状況で、ゴミを捨てて帰る不逞な輩も居るそうです。

この問題も、ポケモンGOが原因というより、元々のモラルの問題で人が集まるなら当然起こりえることです。
しかし、捨てる神あれば拾う神ありじゃありませんが、感心したのが、その後、ゴミを拾って掃除する人も居たとか。

ポケモンGOにかぎらずこういったマナーは守るのが当然です。

お祭りの後だとか、花見の時期とか、冬にすごいイルミネーションを飾る民家とかどこに行くのもそうですが「ゴミは捨てて帰らない!」これは常識です!

第三者からはひとりの心ない行為が、全体のマナーの悪さと見られます、他のポケモントレーナーの迷惑にならないように、そして自衛のために基本的なマナーは守るようにしましょう。

私有地や立入禁止の場所に侵入する

私有地や立ち入り禁止の場所にもポケモンが出現することがあるようで、侵入してしまう人も少なからず居るようです。
知らず知らずのうちに入ってしまうこともあれば「ポケモン捕まえるだけだからいいだろ」というような感じで入ることもあるようです。

カブトムシとかクワガタでもこういうトラブルがありそうですね。
もちろん、カブトムシだろうがポケモンだろうが、無断で私有地に入るのは不法侵入で法に触れる行為です。

もっとも、こういう一般人立ち入り禁止だとか、私有地の話で、ほっこりする話もちらほら聞きます。
海外のVIPがオフィスにニャースが居たのを発見してたりして「おい警備員を呼んでくれ」とコメントしていたり。

皇居で結構な数が発見されていたりで「宮内庁の職員?」「もしや皇族の誰かが遊んでいるのか?」「天皇陛下もポケモンGOをお嗜みあそばれておられるのでは?」などの推測がされていたり。

その他、病院の敷地内でもポケモンが居て、入院している子どもたちも楽しんでいるというような話もあります。

また、立ち入り禁止というわけではありませんが、神社やお寺でもポケモンが結構居るようで、ここらでもいろいろな話題があります。

公式でポケモンGOの使い方をアナウンスする寺社仏閣

「うちの寺はポケモン捕獲禁止だ!」とアナウンスしているお寺もあれば…

住職もポケモンをプレイしていて説法の前に「うちの寺ではこんなポケモンが見つかった」と言っていたり…

ある神社では「ポケモンを捕まえる前に、参拝して神様にポケモンを捕まえさせていただきますとお願いしましょう」と参拝の作法とともに書かれていたりと影響力は強いようです。

いずれにせよ、そういう場所ではきちんと言われている通りにしましょう。

公共の場所を大勢で占拠する

公共の場所を占有するというのも問題です。

ゴミを捨てたり、不法侵入とは違いますが、これも切実な問題です。
そういった悪いことをしている訳でもないのですが、人の迷惑になります。

公園のような誰でも入れる場所で、ポケモンを捕まえる訳ですが、珍しいポケモンが捕まえられるメッカとなると、普通の児童公園にスマホを持った大人たちが大勢集まり、遊具の周りを取り囲むようなこともあるようです。


※遊具の周りにポケモンが出現することも、なお、チラチーノはポケモンGOに出現しません。

みんな悪気はないですし、公園には誰でも入ることができます、しかし、こういうことになると普通に公園で遊びたい子どもたちは怖いでしょう。

しかしながら、公共の場で、他の人も同じようにやっていると迷惑になっていると気づきにくいものです。
地元の人が公園に居たら邪魔にならないように注意したいところです。

最初は150匹から始まった

遠い昔の記憶といいながら、実のところ管理人は当時のこともよく覚えています。
いろんなTVゲームに熱中していた頃で、学校の友達とも限られたお小遣いの中で買ったゲームを貸し借りしたりしながら一番ゲームを純粋に楽しんでいた頃です。

これから、どんなゲームが発売されるのかワクワクしながら過ごしていたような毎日でした。
そんな中、友達の大統領(アダ名)が水泳教室の帰りにあるゲームを買って来ました。

そうそれがポケモン、忘れもしない大統領が買ってきたのは「ポケットモンスター緑」でした。

ハードはちっちゃい画面のゲームボーイですから、どんなゲームなのか、ちらちら覗きこんだり、大統領に実況っぽいことしてもらったりして、当時ゲームボーイすら持っていなかった管理人も、お金を貯めてゲームボーイとポケモンを買おうと思うに十分な魅力溢れるゲームでした。

全150種類のポケモンが居て、1本のソフトだと全部集められないから、別のバージョンを持っている友達と協力して150種類揃えました!
まぁ、一番の難関はバージョン限定のポケモンじゃなくて、ケンタロスでしたが。

ちなみに、さっきから150種類と言っていますが「え?初代は151種類じゃないの?」と思う人も居るでしょう。
最初から151種類だった訳ではなく、151種類目、幻のポケモンのミュウは途中で発見されたのです。

元々は、作中では名前だけ出てくるポケモンで、残っていた没データだか、開発者がわずかに空いた容量のところにゲームには登場しないけどデータだけ入れたとか、とにかく本来は表に出ることがないはずだったポケモンです。

しかし、初代ポケモンは裏ワザやバグが多く、どこかの誰かが何かの拍子に本来存在してはいけない幻のポケモンが発見されたのでした。

ミュウの話が出た時の盛り上がりといったら、いろんな噂が子どもたちの間で出回り、ミュウは居る、居ないの話が加熱し、やがて公式で151種類目のポケモンを認めて配布するということになり、ポケモンは全部で151種類となったのです。

このミュウ騒動はゲーム史に残る歴史的出来事で、今後のポケモンの方向性にも大きく影響を与えた出来事でした。

ちなみに配布と言っても、今のようなインターネット配布などない時代で、ソフトを送ってミュウを入れてもらって返ってくるという手間のかかる方法でした。
正月に親戚の子どもに昔はミュウを貰うためにソフトを送ってたと話をしても信じてもらえませんでした。

話が長くなってきましたが、当時の子どもたちの間での盛り上がりといったらそれはもうすごいものだったと理解していただけたら、もしくは当時の熱気を思い出していただけたら十分です。

世代直撃のポケモンGO

よくニュースなどでは、青少年への影響だとかで、犯罪に巻き込まれる恐れがと言われていますが、実際のところ、メインのユーザーは自分のスマホを持っていて熱狂的に初代ポケモンにハマった我々世代だと思います。

もちろん、青少年もハマっていて、街中にスマホを持ちながらポケモンを探している学生たちも見かけます。

しかしゲームの内容を考えると、初代に登場した151種類と考えると当時初代に熱狂した世代が一番ハマっていることでしょう。

管理人は、現在進行形でポケモンシリーズを楽しんでいますが、昔ハマっていたという人も、その懐かしさからポケモンGOで再びポケモンと触れ合っているのではないでしょうか?

これらを踏まえて断言してみます。

ポケモンGOのターゲットは子どもじゃなくておっさんだ!

と、テレビのニュース番組など既存メディアの誤解を指摘しておきます。

それと同時に、テレビ番組などは、ポケモンGOについて的はずれな意見を言っていることも多いとついでに指摘しておきます。

ポケモンGOの前と後

ポケモンGOには前身となっているいろいろな技術があります。
前述したポケモンARサーチャーやポケモン立体図鑑も立ち位置としては繋がりがありますが、直接的なつながりがあるのは「Ingress」という位置情報を利用したスマホオンラインゲームです。


iTunes「Ingress」

簡単にいうと、地図の位置情報で名所などを登録して、陣地を奪い合うというゲームです。
このゲームの情報がポケモンGOに流用されて、運用実績とともに役立っています。

おそらく、ポケモンGOの成功と問題点の教訓などを活かして、これからも似たようなARゲームや類似の技術が登場することでしょう。

ポケモンGOは楽しいけど、いろいろな問題が起こっている!
と、規制などの方向に走らずに、教訓を活かして、これから登場するであろう、さまざまなスマホの技術につなげていくことが大切なのではないでしょうか。

そのためには、やはり、ユーザー一人ひとりのマナーと問題意識が大切だと思います。
そんな堅苦しい考えでなくとも、ポケモンGOにハマった人が、周りの人の迷惑を考えてプレイできるようになれば、今後共のスマホマナーは向上していくような気がします。

とりあえず「歩きスマホや運転中のスマホは止めよう」といって今回は締めてみます。

2016/08/05 10:28:05

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