IDEはATA66/100/133とあり、後ろの数字は転送速度です。
ATA100が出た頃にIDEのままでは、速度の限界が見えてきたので、新たにSATAが登場しました。
IDEは速度に互換性があり、ATA100のポートにATA133のHDDを接続しても、ATA100として動作します。
また、IDEは1ポートに2つの機器を接続できますが、速度は遅い方に合わされます。
たとえば、ATA66のドライブと、ATA133のドライブを同じポートに接続すると両方ともATA66の速度で動作することになります。
*IDEケーブルコネクタが2つあり2台の機器を接続できる
特に光学ドライブとHDDを同じポートに接続してしまうとHDDはかなり遅い速度しか出ません。
IDEしかないパソコンにHDDを増設する場合は光学ドライブと同じポートに接続しないように注意しましょう。
また、IDEではポートに「プライマリ」と「セカンダリ」があり、さらに、それぞれのポートに「マスター」「スレーブ」の設定があります。
HDDや光学ドライブをポートにあった設定しないと正常に動作しません。
HDDにはラベルにジャンパーピンの設定方法が表記されているので、そのとおりに設定しましょう。
*IDEのHDDのラベル、ジャンパピンの設定が表記されている
IDEの機器は標準では自動で設定を認識する「ケーブルセレクト」や「マスター」に設定されています。
基本的にケーブルセレクトのままで問題ありませんが、うまく認識されないようであれば、設定しなおす必要があります。
*ラベルの表記にしたがってケーブルセレクトに設定、自動で認識する設定
自動認識できない場合や誤認識する場合は別途設定を
*ジャンパピンを外してマスターに設定、1台だけの場合もこの設定で
*ジャンパピンをスレーブに設定、2台目の場合はこの設定にする