MSOfficeのパッケージなどまとめてみましたが、多くの人が同じ感想を抱いたと思います。
「やっぱりMSOfficeって高い…」
思ってないとは言わせません!
通販サイトやレビューサイト各所の評判を調べてると無いと困るから仕方なく使っているという人も多いようです。
仕事などで必要なことが多い割に高いのが困りものです。
しかも、今までWindowsに付属していると勘違いしている人も居るほど、
あって当たり前と思っているソフトがいざ必要となったらかなり高いことに困惑することも。
そんなMSOfficeをなんとか安く買う方法はないものか…
と、方法を模索してみると何やら、正規品だけど安いMSOfficeもあるようです。
今回はこの安いMSOfficeの謎と使い方に迫ってみます。
その正体は並行輸入品
時折、見かける安いMSOffice、その正体は「中国などから輸入した海外版のMSOffice」です。
日本マイクロソフトからの正規のルートMSOfficeではなく、海外からの並行輸入されたソフトのようです。
Amazonなどの通販サイトで輸入業者が扱っており、国内正規版の半分ほどの価格で手に入ります。
例えば、中国からの輸入されたMicrosoft Office2013 Home and Student 1User版は一万円台前半で販売されています。
Home and Studentは日本国内では販売されていないエディションで、Word、Excel、PowerPointが入っています。
日本国内でも販売されているHome&Businessとの違いは、メーラーのOutlookが含まれているかどうかだけです。
商用利用は認められないとも書かれています、もっとも、この点はそもそも海外版を日本で使う時点でどうなのだろう…と思わずにいられません。
そもそもこんなライセンス的に怪しげなソフトを職場のパソコンにインストールなどはしないことをオススメします。
この他、いろいろな国から輸入されたMSOfficeが販売されています。
しかし、国ごとに販売されているエディションが違いますし、使えるユーザー数などもまちまち。
並行輸入品は在庫状況も安定していないので、いざ欲しい時に売り切れということも多々あり、その後入荷するかどうかも不明です。
なぜ並行輸入品は安いの?
並行輸入品で、ひとつ疑問なのが、なぜ並行輸入だと安いのか?
という点です。
MSOfficeはどこの国でも販売されています。
現在は多言語対応で、どの国でもWordやExcelは同じソフトです。
それなのに、国ごとによって、Officeの値段は結構な差があります。
そのため、国によって高かったり安かったりするので、並行輸入品の方が安かったりするわけです。
そして、ショッキングな事実として他の国とくらべて、
「日本だけやたらとMSOfficeが高い」
という悲しい事実も存在します。
並行輸入品の問題点
並行輸入品はマイクロソフトの規約のグレーゾーンで、一応インストールとライセンス認証はできるけど、サポートや保証の扱いなどは謎に包まれています。
というより、そのあたりに触れてはいけないという雰囲気です。
インストールとライセンス認証にも通常とは違った手順が必要で、今のところはできるけど、今後は海外版のOfficeは使えない…ということもあり得るかもしれません。
また、詳細は不明ですが、「買ったけどインストールできなかった」という意見も散見されています。
おそらく、インストールの手順が違ったのだと思いますが、使えなかったとしても、本来得られるべきの保証がないので「自己責任」となります。
使えないかもしれない、使えなかったら自己責任、これらを踏まえた上で使うようにしましょう。
並行輸入品のインストール手順
並行輸入品を使うには、きちんとしたインストール手順を踏む必要があるようです。
この通りの手順じゃないと使えなかったり、海外版をそのままインストールしてしまったりということが起こるようです。
手順は
- マイクロソフトアカウントの作成
- マイクロソフトのダウンロードサイトから、日本語版のOfficeをダウンロード
- ダウンロードしたOfficeをインストール
- インストール中のライセンス認証
となっています。
これだけ見ると、国内で正規販売されているものと同じように感じますが、ところどころ注意点があります。
まずは、マイクロソフトのダウンロードサイトから、日本語版をダウンロードする点。
この点は普通のように感じますが、海外版はインストールディスクが付属しているものもあります。
このインストールディスクからインストールしてしまうと、海外版のOfficeをインストールしてしまうことになります!
この点は要注意です。
ライセンス認証ですが、この点が一番の問題点です。
情報もまちまちで
- 普通にWeb認証できた
- 電話認証でいけた
- 最初は認証できたが、再インストールしたら認証が通らなかった
などの情報があります。
多くの場合、Web認証は通らず電話認証が必要です。
マイクロソフトの電話認証はWeb認証できなかった場合に求められる、音声案内による認証です。
頻繁にOS再インストールやライセンスの移管、パーツの変更などがあった場合に求めらる他、こういった本来の目的とは異なるインストールで求められることもあります。
数度パソコンのOS再インストールで、Officeの再インストールも行ったところ、電話認証もできず、マイクロソフト公式からは
「日本マイクロソフトの取扱している製品ではないのでサポートできない」
という回答だったという話もあります。
利用は自己責任で
このように、並行輸入品は、使えるという意見もあります、しかし、日本マイクロソフトのサポートする製品ではないため利用できないや、利用できてたのにできなくなるといったトラブルに見舞われる可能性もあります。
通常の国内正規品を買うよりも安いといっても、ダメ元で買うには高すぎる価格です。
利用の際は自己責任でお願いします。
不安な人は少々高くとも国内正規品を購入しましょう。
並行輸入品を利用するというのはあくまで裏ワザ的にとらえた方がいいでしょう。