無料で使えるオフィスソフトとして、Googleが提供するウェブサービスがあります。
パソコンでもスマホでもデータを共有できて、さらにGoogleドライブでクラウドデータを保存でき、グループでの作業もできるという便利なサービスです。
使用するには無料のGoogleアカウントを作成するだけ。
お仕事用アプリをまとめてカスタマイズした高級な月々500円のビジネスプランもあります。
真にMSOfficeを脅かすのはこちらのサービスかも?
そんなGoogleのオフィスソフトをご紹介します。
Googleドキュメントの使い方
まず例としてワープロソフト、MSOfficeでいうところのWordはGoogleドキュメントという名称です。
Googleアカウントを作成したらとりあえず
「Googleドキュメント」で検索しましょう。
「Google ドキュメント - オンラインでドキュメントを作成/編集できる ...」
と書かれているのが、Googleドキュメントのホーム画面に飛びます。
他にも、検索で「Google Playのアプリ」や「Googleドキュメント Apple」などでてきます。
これらはAndroidアプリやiOSアプリ版で、インストールしておけば、スマホやタブレットでも使えます。
一番上に「広告」として出てくるのは、有料版のビジネスプランです。
仕事で有用だと思ったら導入してみるのもアリですね。
話が逸れましたが、そのままホーム画面に進み、「Googleドキュメントを使う」をクリックするとデータの管理画面に進みます。
データの管理画面で右下の「+」マークをクリックすると新規作成
この画面にWordのファイルをドラッグ・アンド・ドロップするとWordのファイルを開くこともできます。
と、こんなかんじで手軽に使えるワープロソフトです。
他にも同様の手順で表計算ソフトのGoogleスプレッドシートやプレゼンテーションソフトのGoogleスライドが使用できます。
これらは他のGoogleサービス同様、Googleアカウントのショートカットに設定しておくこともできます。
常用するなら設定しておくのもいいでしょう。
というか、本来はアカウントのショートカットに設定しておくのが正しいようですが、別に毎回検索してもそこまで面倒ではありませんし、逆にもっと簡単に使いたいなら、ブラウザのお気に入りに登録しておくのも手です。
ブラウザと合わせて自分の使いやすいようにしておけばモアベターですね。
無料OfficeでMSOfficeに対抗できる?
LibreOfficeと合わせて、Googleの無料で使えるウェブサービスのOfficeアプリも紹介しました。
どちらも無料で使えますが、非常に強力な機能を持っていて、MSOfficeに勝るとも劣らないオフィスソフトです。
正直なところ、これらがあれば、基本的には仕事で困ることはありません、むしろ使い切れないほどの機能があり、それらを有効活用できればさらなる効率化が計れれると思っているぐらいです。
しかしながら、まだ、MSOfficeの牙城を崩すには至らない絶対的な理由もあります。
それは、「互換性」の問題です。
黎明期から、プリインストールソフトとして、Windowsと一緒にMSOfficeを売り出し、1社独占で標準環境を作り上げました。
そのため、他のソフトのことなど知っちゃこっちゃない、他社や業界団体に合わせるどころか独自路線で締め出すような有り様です。
実際にMSOfficeは独自のファイル形式を備えており、他のオフィスソフトでもファイルを開くことができますが、レイアウトが崩れたり保存したあとMSOfficeで「だけ」ファイルが壊れているという感じでファイルが開けなかったりすることもあります。
とはいえ、他のソフトでMSOfficeで作ったデータを見ることは問題ありませんし、他のソフトで作った業界団体の定めた標準フォーマットのデータをMSOffice側で開くこともできます。
他のオフィスソフトも世代が進む毎にMSOfficeとの互換性を強化していますし、MSOfficeがプリインストールされていないパソコンも増えてきています。
LibreOfficeが地方自治体や企業などで使用されたり、タブレットの普及でGoogleドキュメントなどのアプリが中心になったりと、環境は変化しつつあります。
今までのように、互換性を人質にして、高いMSOfficeを仕方なく選ばせるのではなく、適切な選択肢の一つとして色んなオフィスソフトが選べるようになるといいですね。
(本音をいうと、MSOfficeが高すぎるので、ここらで競争になってもうちょっと安くなって欲しいです)