HDDはデータを記録する装置で、パソコンには重要なデータを保存することも少なくありません。
企業ならば顧客情報や社内の機密、個人であればクレジットカードや有料サービス、写真データの情報なども流出すると困るデータでしょう。
これらのデータの流出といえば、ニュースを騒がせているコンピューターウイルスやスパイウェアなどが主ですが、他にも、もっと根本的な原因による情報流出をすることもあります。
それは、中古市場に出回ったHDDからデータの復元をされ、重要なデータが流出するというケースです。
中古市場でも数多くのHDDが流通しており、その中には不完全なデータ消去をされた状態で店頭に並んでいることも多く、中古で購入した後にデータ復元ソフトを使用すると以前の持ち主のデータが復元できてしまうことがあります。
HDD単体だけでなく、中古で販売されている中古のPC本体でも同様です。
特に法人で使用されていた中古本体は市場に多く流通しています。
こういった中古市場で流通しているHDDからのデータ流出も近年問題となっています。
*重要データが満載されたHDDの扱いは慎重に
そのため、PCパーツの中古販売店などに持ち込む際は厳重にデータを消去する必要があります。
また、HDD自体を売却しないとしても、企業が破棄するHDDからデータ流出することは十分に考えられます。
重要な業務に使っていたHDDを中途半端な方法で廃棄していては重要データを垂れ流しているようなものです。
情報社会においては、データが絶対に流出しないきちんとした方法でHDDを処分することが重要となります。