HDDの増設にあたって、いくつか必要なものがあります。
内蔵の場合はケースにHDDを搭載するベイが必要です。
内蔵でHDDを増設する場合はほぼ、デスクトップの3.5インチに限られるので、3.5インチシャドウベイに空きが無ければいけません。
*HDDが搭載されている部分がシャドウベイ
*透明なケース、黒いゴムがついている部分がシャドウベイでここにHDDを搭載する
基本的にシャドウベイは、スリムタワー以下の大きさならば、1つしかケースになく、増設するにはミニタワー以上の大きさのデスクトップになるでしょう。
ベイに空きが無い場合は外付けでの増設になります。
次に、マザーボード側にHDDを接続するポートが必要です。
HDDの増設には現在はSerialATA(シリアルATA、以下SATA)というポートに接続します。
SATAにはいくつか世代がありますが、形は共通しており基本的に互換性もあります。
*SATAポート、ケーブルが挿さっているのは使用中のポート
古い規格でIDE(ウルトラATAとも呼ぶ)という規格もあります。
IDEならば、1つのポートに2つ機器を搭載することも可能です。
*1つのケーブルに2つのコネクタがついているIDEケーブル、それぞれにドライブを接続する
これらのポートは拡張カードで増やすことも可能です。
*SATAを2ポート増やす拡張カード
他には、HDDを固定するネジ、HDDとマザーボードを接続するSATAケーブルやIDEケーブル、電源ケーブルが必要となります。
*増設するHDDとネジとSATAケーブル
基本的には内蔵HDDにネジやケーブルは付属しないため、持っていない場合は別途用意する必要があります。
ベイとポートの空きを確認していざHDDを買ってきたら、ネジとケーブルが無かったというのはよくある失敗談です。
また、最近はネジを使わないでドライブを固定するツールフリーのケースなども多く登場しており、そういうケースならばネジはなくてもかまいません。
*ネジを使用せずにドライブを固定できるケース
*ドライブを固定するとこうなる