デスクトップでもスリムタワーのパソコンはややHDDの交換が難しくなります。
無理そうだと思った場合は、外付けHDDを利用したり、故障の場合はメーカー修理を利用した方が無難です。
自分でもできるかどうかしっかり見極めましょう。
スリムタワーでも工具自体は+ドライバー1本で可能ですが、やや奥まったところのネジを外すこともあるので、ドライバーセットのドライバーではなく、少し長めのドライバーで作業したいところです。
部品の隙間にネジが落ちると取り出すのが大変なので先がマグネットになったドライバーだと作業がしやすくなります。
*先がマグネットになったドライバー
作業の前にミドルタワーのパソコンと同様に、本体の電源コードをコンセントから抜いて放電しましょう。
放電が済んだら、筐体のカバーを外します、ネジやフックで固定されているのでそれを外し、カバー全体を前にずらすと外れます。
*この機種は真ん中のネジ1本でカバーが固定されている
*カバーの上側を前にずらすと中が見える
スリムタワーではHDDのベイは光学ドライブの下に隠れているケースが多く、前面のベイを丸ごと取り外したり、光学ドライブを取り外すとHDDのあるシャドウベイが見えてきます。
*光学ドライブを外し、下に見えるのがHDDのベイ
古いHDDをベイから取り外し、新しいHDDを元通り取り付けます。
*HDDをベイごと取り出したところ、新しいのに交換する。
ベイをケース内に戻す際はネジの締め忘れ、ケーブルの接続し忘れがないか注意しましょう。
スリムタワーは特にややこしくネジやケーブルの接続のミスがあると再び分解する羽目に陥ります。
カバーを閉める前にケーブルの確認です。
スリムタワーのケースは内部に余裕がないので、ケーブルを空気の流れの邪魔にならない場所へ退避させておきましょう。
メーカー製のパソコンの場合はケーブル類に癖がついており、HDDを交換したあと癖のとおりに戻せばきれいに収まります。
ケースのカバーを元に戻して作業完了です。