まとめ

今回紹介したソフト以外にもデータを復元するソフトは数多くあります。
まずは、紹介した「Recuva」と「Glary Undelete」でデータ復元ソフトがどういったソフトか体感してみるといいでしょう。

このふたつならば、初心者から上級者までオススメできます。

最後にデータ復元ソフトの要点のおさらいですが

・復元したいデータのあるドライブは極力さわらない
・データを消してしまった場合は速やかに復元を試みる

この2点が最重要です。
特にOSの入っているシステムドライブはWindowsの動作だけで常にデータを書き換えているため注意が必要です。

この他にいくつかポイントがあり

・ドライブの空き容量が少ないほど復元しにくい
・大きいデータほど復元しにくい
・データの復元作業がとどめになる場合もある
・諦めることも肝心

空き容量に関しては、ドライブの空き容量が少ないほど、データが上書きされる可能性が高くなるため復元しにくく、大きいデータの場合もデータの上に他のデータが上書きされる可能性が高くなります。

データの復元を前提に空き容量を保ったり、大きいデータを扱わないというのは本末転倒ですが、こういう傾向があるということは頭の片隅に入れておいてください。

「データの復元作業がとどめ」については、データが頻繁に壊れるような故障寸前のHDDでは復元ソフトのファイルスキャン作業で完全に故障してしまう恐れもあります。
故障寸前のHDDでは、HDDが壊れるのを覚悟でデータの復元を試みるか、完全に故障する前に復旧業者にデータ復元を依頼するか、データの価値を考えて判断しましょう。

最後の「諦めることも肝心」これはどれだけ高性能なソフトを使っても、どれだけ技術力のある業者に依頼してもデータを復元できないケースも多々あります。
非情な言葉になりますが、その場合はデータを諦めるしかありません。

間違って消しても復元すればいいという安易な考えでなく、重要なデータは常にバックアップするように意識してください。

データの復元をする場合はこれらの要点を押さえておくとよいでしょう。
実際にデータ復元をしなくとも、データ管理に対する意識は変わってきて、その分トラブルの頻度も下がることと思います。

有償ソフトの紹介

代表的なソフト二つの紹介しましたが、まだまだデータ復元ソフトはあります。

上で紹介したのは無料で使用可能なフリーソフトですが、有償ソフトでもデータ復元ソフトはさまざまな種類があります。

定番は「ファイナルデータ」です。
体験版ではこのソフトでデータが復元可能か診断できます。

有償ソフトではファイナルデータと並んで人気なのが「完全復元シリーズ」です。
用途に合わせて導入しましょう、こちらも体験版でデータ復元可能か診断できます。

比較的低価格なのがソースネクストの「救出ファイル復元」です。
間違えて消してしまったメールを復元するメール復元機能が便利です。

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