純正インクは高い!?互換インクとのメリット・デメリットを比較

プリンターのインクは高い!

以前、プリンターのことを紹介しましたが、プリンターには欠かせないものがあります。
それは紙とインクです。

→参考記事:意外と安い?1万円代でも買えるお得なプリンターの選び方

何を当然のことを、と思われるかもしれませんが、実際のところ、プリンターを使うにあたり、インクはちょっと頭を悩ませる問題があります。

その問題とは、単純明快、交換インクの値段が高い!ということです。

プリンター選びでも、インクは重要な要素でしたが、実際に使い始めてからもインクは重要な問題となります。

純正インクのメリット・デメリット

本来純正品にメリットもデメリットもクソもないような気がしますが、インクは特殊な状況にあるようで、メリット・デメリットが存在します。

そして、どれも「当たり前」という言葉がキーワードになります。

これに関しては何が特殊なのかそれぞれの説明を聞いたらなんとなくわかってもらえると思います。

メリットは
  • 高品質
  • 発色がいい
デメリット
  • 値段が高い

と、非常にわかりやすい特徴があります。

まず、高品質に関しては、純正インクはプリンターに関するトラブルが少ないという点です。
インクを噴射するプリンタヘッドが詰まりにくい、故障が少ないというメリットがあります。

メリットというか、これは当たり前のことですね。
純正インクはプリンターを普通に使うためのということです。

発色がいいというのは、割りと主観的な感じもありますが、プリンターメーカーは純正は互換品と違って「綺麗」だと主張しています。

これも品質と同じような話で、プリンターメーカーが一番標準的な色が出るようにインクを作っているからです。
このメーカーが作っている純正のバランスがちょっとでも崩れたら色が多少なりともおかしくなるのは当たり前ですね。

そのため、他の機器の互換品と違い、インクでは「純正よりも高品質」や「純正よりも綺麗」という互換品は見かけません。

「純正が一番良い」というのがインクの特徴です。

そして、デメリットは「高い」ということです。
本体に比べて、消耗品であるインクが非常に高価に感じます。

実際に、2、3回インクを交換したら、プリンターがもう1台買えるぐらいの値段になります。
そして、やたらとインクの消耗が激しいのもインクが高いと感じる一因になっています。
年賀状印刷してる時も感じましたが、あっという間にインク切れを起こします。

単価が高い上にすぐ減るので余計に高く感じます。

インクの互換品

プリンターのインクは互換品が結構な種類があります。
メリット・デメリットは程度の差があれ純正品の逆です。

要するに

メリット
  • 価格が安い
デメリット
  • 純正品と比較して品質が悪い
  • 純正品と比較して発色が悪い

ということになります。

安いというのは程度に差はありますが、純正と比べて7割ぐらいの値段のものから半額以下まで様々です。
面白いことに、値段が高いからと言って必ずしも高品質という訳ではない点です。

逆に言うとイマイチ値段が判断基準にならずアテにならないということでもありますが。
値段もそうですが、純正に比べて容量が多くて減りにくいと感じるインクもあります
インクの容量が明記されている製品は少ないですが、純正より減りやすいと感じたことはありません。

正直純正の容量が少なすぎるせいだと思いますが。

デメリットの品質面に関しては様々です。

  • インクが詰まりやすい
  • 色がにじむ
  • 乾きにくい

という点があります。
特にインクが詰まりやすいというのはよく聞く問題で、プリンターの故障の直接的な原因になります。

発色に関しては、品質に比べるとそんなに違いは無いという印象です。
少なくともブラインドテストをして、純正と互換品の違いがわかるという人はそうは居ないような気がします。

何回目で壊れたら元が取れる?

ちょっと大胆な考察、まぁ、声を大にしないだけでみんな考えていることだとは思いますが…

純正品と互換品の違いを簡単に説明したところで要点を抜き出します。

  • 純正品は高いけど故障の原因になりにくい
  • 互換品は安いけど故障の原因となる
  • 純正品は数回交換すると本体より高くなる

これらの点が重要です。

わかりやすくこの点を言ってみると

何回かインク交換する時に安い互換品を使うとすぐに純正品との差額で本体が買えてしまいます。
しかもインクの交換頻度は結構高めで短いスパンで交換することになります。

純正インクを3回交換したら本体代と同じぐらいになることから単純に計算すると、純正の半額のインクを6回使えば差額で本体代金が出ます

この点を考慮すると、純正品を使う「故障しにくい」というメリットも「壊れたら買い換えたらいい」という考えから否定することもできます。

もちろん、本体を壊れないように使いたいから純正品を使う、純正品には品質と発色の良さもある。
という考えも正しいです。

どっちがいいかはその人次第ですね。

ちなみに、管理人は、安いインクを使って壊れたらインク代の差額で本体を買えば良い派の人間です。

また、プリンターは純正インクだけを使っていても壊れる時は壊れるものです。
インクを噴射するインクヘッド部もまた消耗品で、小さなホコリや紙くずがヘッドに付着してインクが付いたりということもよくあります。

互換インクそれぞれ

それでは、互換インクをいろいろと紹介したいと思います。

エコリカ

高品質を謳う製品です。
純正のインクカートリッジにインクを詰め替えて再生している再生品で、インクを扱っている店ではインクカートリッジの回収箱を設置しているので、見かけたことがある人も少なくないのでは?

高品質がウリで、発色の良さもアピールしている上に、カートリッジも純正の再利用なので、品質面では純正に次ぐ地位を誇ります。

その分お値段はそこそこ、純正から20%〜30%Offといった価格です。

インク革命

インク革命も高品質が特徴のメーカーです。
保証が充実しているのが特徴で、インク自体の不良に対応する1年保証はもちろん、インクを使用したことによるプリンターの故障に対して、かかった修理費用を負担するという保証があります。

インク自体の品質に自信があるからこそこういった保証ができるようです。

値段は純正の半額ぐらいで、お値段もかなりお得です。

横トナ

期待の新鋭、最近話題になっている激安インクです。
やたらと安いのに、品質も割りと良いという互換インク界の風雲児。

正直なところ、製品としてはまだまだ未知数ですが、今のところ、非常に安い割に普通に使えているという評価のメーカーです。

他の互換インクメーカーと違い公式ホームページも無いので、どんな会社かイマイチわかりません。

値段は不安定ですが、現在は衝撃的な価格で純正の80%Offぐらいです。
一目見て他の互換インクとくらべても明らかに安いので、安すぎて不安になりますが、今のところそこまで悪い評判はありません。
まだまだ新鋭だけに印刷物を長期保存したらどうなるのかが気になるところです。

互換インクの評判は?

定番どころと注目度の高い新鋭の3つメーカーを紹介しましたが、どこも共通しているのは、やはりそれなりに不具合や品質面での指摘が散見される点です。

  • インクがプリンターに認識されなかった
  • インクが詰まった
  • 黒が薄い

といった不具合が多いようです。
最初は問題なくても使っているうちに調子が悪くなってくる、という意見もよくあります。

価格と天秤に掛けてどっちがいいか考えましょう。

詰め替えインクというものもある

互換インクの他に、詰め替えインクという物もあります。

空になったインクカートリッジにインクを注いで使うというもので、カートリッジ自体は純正の物を使える訳で中身だけ入れ替えるわけですね。

これも純正のインクを買うよりもかなり安くなりますが、詰め替えインクは互換インクカートリッジ以上にトラブルが多い物です。

詰め替え作業自体がちょっとむずかしいことと、詰め替えた後はインクの残量表示がうまくいかないということもあります。

値段は、定番のサンワサプライのものだと、純正カートリッジと同じぐらいの価格の詰め替えインクが、3〜5回詰め替えできる量で販売されているので、値段は単純に3〜5分の1です。

さらに安いのだと、ダイソーで詰め替えインクが売っていたこともありました(定番商品でしたが最近ダイソー行ってないのでわかりません)
さすがにダイソーのインクとなると、一目見てわかるほどの品質の悪さで、耐久性も低くすぐ色褪せてしまい、画質気にせず印刷して見たらすぐ捨てるぐらいのチラシ程度にしか使えません。

とりあえず、値段だけで考えるなら、こういった詰め替えインクもあるということを頭の片隅に入れておいてもいいかもしれません。

まとめ、インクをどうすればお得か?

あくまで個人的な見解ですが、管理人の価値観でいうと、プリンター本体も消耗品で、安いインクを使って壊れたら買い替えるでいいと思っています。

そのため、結論としては

安い互換インクを使うのが良い、ただし、印刷物の細かい発色や耐久性耐光性まで考えると純正の方が良い

としておきます。

故障の原因は正直なところ、互換インクよりもホコリの方が大きいとも思います。
もちろん、品質や発色の不安が捨てきれないなら純正だけ使うというのも正しい選択です。

いずれにせよ、インクは何回も交換しなくてはならないもので、一回あたりの交換費用もそこそこ掛かるものです。
自分にとって何が得か考えて、もしくは、その時々の財布の中身と相談して何が最適か選びましょう。

場合によっては、品質も発色もダメダメなダイソーのインクだって選択肢になることもあるでしょう。
(まぁ、管理人は使いませんが)

2016/04/10 11:36:10

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