追加パーツが動かなかったけど初期不良?

■パソコンのパーツ増設や交換に関するトラブル

パソコンをDIYでカスタマイズしていると、パーツを増設、交換しても正常に動作しないことがあります。

一見、増設したパーツの初期不良だと思いがちですが、きちんと動作確認をして、本当に初期不良かどうか確認することが大切です。
店舗のサポートセンターに初期不良ということで持ち込まれるパーツには、実際は特に問題なく動作するものが多くあります。

初期不良でないのに動かない時は

・取り付け時のミス
・設定ミス
・電源が足りない
・相性問題

といった理由が多く、取り付けミスや設定ミスのようなユーザーの不注意によるミスが多くあります。

取り付けに複数のケーブルを接続するパーツやドライバやユーティリティを色々とインストールしなくてはならないパーツは特にややこしく、そういうパーツに限ってマニュアルが読みにくかったりするので気を付けましょう。

定番のパーツでは、グラフィックボードの補助電源を接続し忘れることがよくあります、全く動作しないグラフィックボードなら何かミスを疑うかもしれませんが、補助電源を忘れても不安定ながら動作する製品もあるためそういう場合は不良の方を疑ってしまいがちです。

盲点なのが、以前は実際に不具合があったが、最新のドライバで修正されているという場合です。
パーツに付属しているドライバCDのドライバじゃ正常に動かないが、メーカーホームページからダウンロードできる最新のドライバなら正常動作するということがあります。
不具合情報が載っていることもあるので、うまく動作しない時はメーカーホームページを確認してみるといいでしょう。

電源容量不足はグラフィックボードを高性能なものを増設した時に起こることがあります。
もちろん、他のパーツでも電力が足りなくなることもありますが、大体は消費電力の大きいグラフィックボードで電力が足りなくなります。

こういう場合は、当然グラフィックボードは問題ないわけで、電源を交換しないことにはどうしようもありません。
グラフィックボードは初期不良を疑う前に電力不足を疑いましょう。
また、ドライバ関連でのトラブルや設定ミスが多いのもグラフィックボードです、特にGPUのメーカーが変わる場合は以前のドライバはきっちりと削除しておきましょう。

相性問題に関してはまた詳しく後述します。

■確認したが初期不良だった場合は

取り付けにミスが無く、ドライバやユーティリティのインストール、設定も問題なく、メーカーの不具合情報にも特に情報が無かった場合は初期不良の疑いが強くなります。

初期不良が発生した場合は、販売店が定めている初期不良対応期間内に、購入した販売店に問い合わせましょう。
初期不良の対応期間は販売店によって変わってきますが、だいたい1〜4週間。
メーカーによっては一部例外もあり、iPodなどのAPPLEの製品は初期不良対応をしていない場合もあります。

初期不良の対応は店舗規定やメーカー規定で変わりますが、交換、返品、修理、差額で別の製品へ交換などの対応がされます。
店舗サポートへの持ち込みや郵送、通販での購入ならば郵送で対応されます、こちらから一方的に初期不良だといっても受け取り拒否されるのがオチなので、きちんと問い合わせた上で対応してもらいましょう。

メーカーによっては、店舗を通さず直接メーカーへ案内されることもあります。

初期不良の対応期間を過ぎていた場合は、購入時点で故障していたとしても通常のサポート対応になってしまします。
初期不良がないかどうかの確認は手早く余裕を持って確認しましょう。

また、初期不良対応の際は「外箱や付属品も含めて揃っている」ことが条件です。
購入直後は不具合を特定できず、数日使ってるうちに初期不良と判明することもあります、買って動いたからといっても箱などはすぐには捨てず、せめて初期不良対応期間のうちは保管しておきましょう。

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