ゲームを実況したいならビデオキャプチャーカードを使おう

ビデオキャプチャーといえば、以前はテレビキャプチャーボードに搭載されていた機能でしたが、地上デジタル放送に以降してからはテレビ視聴用のカードは構造が大幅に変わったため地デジチューナーのみになり、ビデオキャプチャーの機能がなくなりました。

以前はキャプチャーするビデオの大きさといえばSD画質の640×480ぐらいでしたが、現在ではHDの1280×720やフルHDの1920×1080と数倍になっています。
入力端子もSD画質の時代はS端子や赤白黄のコンポジット入力でしたが、HD画質ではデジタルではHDMI、アナログではD4、D5入力になります。

ただし、ゲーム機でいえばプレイステーション2などもまだまだ現役で、SD画質でよければ古いキャプチャーカードなどでも問題なく、現在はビデオテープからの映像をパソコンに取り込むためのキャプチャーケーブルも安価に販売されているのでそちらでもかまいません。

プレイステーション3やXBOX360のようなフルHDのゲーム機となるとSD画質でキャプチャーしてしまうと文字が潰れてほとんど見えなくなってしまいます。
そういった場合は素直にHDキャプチャーカードを使用しましょう。

HDキャプチャーカードはほとんどが内蔵のPCI Express接続でPCI接続や外付けのUSBもありますが、PCI Expressで接続することを前提に考えた方が無難です。

価格もかなり高価な傾向にあり、売れ筋は1万円台の製品です。

■映像を扱うにはスペックが必要

HD画質の動画はかなりの容量で1TBのHDDでもあっという間に使いきってしまいます、またそのままでは動画投稿するにも大きすぎるので、編集とエンコードがほぼ必須になります。

HD動画の編集作業にはかなりの性能を要するのでクアッドコアCPUや大容量メモリが欠かせないでしょう。
最近の動画編集ソフトではCPUだけでなくGPUも使ってエンコードするソフトもあるので、そういったソフトと対応したグラフィックボードがあれば作業も飛躍的に速くなります。

また、パソコン以外の周辺機器として、HDMIなどの分配器もあると便利です。
キャプチャーした画面はどうしても遅延が発生してしまい、アクションゲームやFPSなどはまともにプレイできなくなってしまいます。
分配器があればキャプチャーしているのと同じ画面をテレビやモニターに遅延無く映すことができるので動きのあるゲームをする場合は揃えておくことをオススメします。

HDキャプチャーには、キャプチャーボードが高価でパソコンのスペックも必要、さらに分配器なども必要などなかなか技術、コストともに敷居が高いですが、そういったハードルをこえて興味を持っている人にチャレンジしてほしいジャンルです。

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