ハードディスクを増設する場合のポイント

■ハードディスクの増設

データを保存、読み書きできるハードディスクという機器は単純ながら重要なパーツです。
ほとんどのパソコンには、ハードディスクやSSDなどの代用品となるパーツが搭載されています。

人によってどういったHDDが必要なのか変わってきますが、もっとも重要な要素は容量です。
大きなデータを扱う人ならば特に大容量が必要となり、動画データを扱いたいのならば大容量HDDは必需品です。

HDDは複数台搭載できるようになっていることも多く、特にミドルタワー以上の大きさのデスクトップパソコンならば多くの台数を搭載可能です。

増設は簡単で、交換もOSの入ったドライブでなければ簡単に交換できます。
増設するには、ケースのHDDを搭載する3.5インチシャドウベイとHDDを接続するSATAポートに空きがあれば可能です。

■コストと容量

ハードディスクはひとつのメーカーから色々なシリーズが発売され、さらにシリーズ毎に非常に多くの容量がラインナップされています。
同一のシリーズであれば性能はほぼ同じで、容量以外の違いはほとんど誤差程度ですので容量を第一に考えて問題ありません。

その容量ですが、HDDにはお買い得な容量というものがあります。
HDDの容量は単純に容量が倍になれば値段が倍というわけではなく、1GB当たりの単価が安いモデルというものがあります。

同じ予算で可能な限り大容量を搭載するというのであれば、そういった容量単価の安いお買い得なモデルを複数台購入することになります。

もっとも、複数台搭載するということは、ケースの大きさやHDDを接続するSATAポートに余裕がなくてはなりません、搭載可能台数が少ないパソコンを使っている場合は、容量単価が割高でもできるだけ大きい容量のHDDを搭載した方がいいこともあります。

結局のところは自分に必要なHDDを選ぶことが肝心です、もっとも、価格差が小さいのならばそこまで容量が必要でなくても、いざという時のために大きめの容量のHDDを選んでおくのも悪くありません。

■WindowsXPでの注意点

まだまだ使用している人も多いWindowsXPですが、最近では新技術を採用したHDDへの対応状況が悪くなっています。

HDDはかなり長い期間古い技術を利用したまま進化してきたパーツであり、互換性の面からあまり積極的に新技術が使われることがなかったのですが、古い技術では2TBのHDDが登場したあたりで限界に達してしまいました。

このため、3TBのHDDなど2TBを越える容量のHDDはそのままXPでは使用できないという問題があります。
この他、HDDの記録領域である「セクタ」という部分の技術が新しくなっており、従来の512セクタから4kセクタへと切り替えが進められています。
WindowsXPではこの4kセクタへの対応に問題があり、XPで4kセクタのHDDを使うと速度低下するなどの問題があります。

WindowsXPマシンでHDDを増設交換する場合にはXPでも問題なく使えるかどうかにも注意したほうがいいでしょう。
新技術への対応のために、パソコン自体を最新のBTOマシンに切り替えてしまうというのもオススメです。
XPマシンではHDDだけでなく、他の面でもこれからの新技術に対応できない場面が増えてきます、OS切り替えへの機会として捉えてみてはいかがでしょうか。

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