GTX1000シリーズ出揃う!GTX1070とGTX1060が発売!

話題のGeFroce GTX1080の登場から少し遅れて、第二、第三の刺客がやってきて、GTX1000シリーズも揃ってきました!

最上位のGTX1080のあとに、次点の性能を持つGTX1070が登場し、その後アッパーミドルクラスのGTX1060が登場しました。

その登場は、予定通りであり、予想通りであり、期待通りな感じでした。

実際のところ、手が出しにくい高価なハイエンドグラフィックボードよりも、まだいくらか現実的な価格のGTX1070や、購入しやすい価格のGTX1060を待っていた人も多いでしょう。

GeForce GTX1070はGeForce GTX1080と同時に発表され、
少し遅れて発売するという予定通りに登場し
値段も発表ではFounders Editionが449ドルで、ご祝儀などもろもろ含めてどうせ6万〜7万円ぐらいだろって予想通りの価格で
性能はその前評判に違わぬ期待通りでした。

そして、GTX1060は、GTX1070発売後に予想通り発表されてつい先日発売されました
思ったより早い登場で、このクラスとして期待以上の性能を持ったグラフィックボードです。

今回はこの2つを中心に状況も落ち着いてきたこれらのGTX1000シリーズのお話です。

GTX1070発売して即売り切れ続出!

GTX1080の登場時もそうでしたが、GTX1070も発売して即売り切れ続出でした。

人気だというのもあるのでしょうが、そもそも初期出荷数が少ないというのもあるのかと思います。

発売日に電気街のパソコン専門店を何店舗か回ってみましたが、どこも売り切れ状態。
夕方ぐらいに入荷しないかなーと、淡い期待を寄せてみましたが軽く回った程度ではそんな場面に出くわしませんでした。

いったいいつになったら安定するのだろう…という心配も今ではだいぶ落ち着いてきました。
メーカーやモデルを選ばなければ、GTX1080やGTX1070が手に入らないということはなくなってきました。

もちろん、「このメーカーのこのモデルが欲しい!」と決め打ちして探すとなると手に入らないということはあるのですが…

ASUSのR.O.Gシリーズの高性能高耐久のゲーミンググラフィックボードも登場しています。
他のメーカーのGTX1070搭載モデルよりも高価ですが、オリジナルファンが搭載されていたり、オーバークロックなどの設定項目が豊富だったりと価値の高いモデルです。

ASUSのR.O.Gモデルほどでなくとも、こういったカスタムモデルは続々登場してくることでしょう。

GTX1060はメーカーを選ばなければ購入できる

GTX1060に関しては、まだまだ在庫状況不安定な感じです。
全モデル売り切れというような状況ではなく、こちらもメーカーを選ばなければ手に入る状況ですが、「玄人志向しか残ってない!」みたいな感じで、人気のメーカーはやはりすぐ売り切れるような感じですね。

もっとも、こちらは数が出るグラフィックボードだけに、すぐに在庫状況も落ち着くのではないかと思います。
オリジナルクーラー搭載モデルやオーバークロックモデルなども続々登場して、市場を賑わしてくれるのではないでしょうか。

なお、こちらもASUSのR.O.Gモデルが登場しています。
巨大なクーラーを搭載した冷却力が高いモデルで、オーバークロックなどのセッティングも余裕があります。

ただし、上位のボードと比べると、もうちょっとお金を出してGTX1070にしようかなと考えてしまったりする価格差でもあります。

このクラスのボードはバリエーションも豊富に登場する傾向にあるので、そのうち、通常モデルとほとんど値段が変わらないオーバークロックモデルなどもいろいろ登場してくるでしょう。
すぐに欲しいという人以外はそういうボードを待ってみるのもアリです。

GeForce GTX1000シリーズ比較

出揃ったところで、それぞれの比較をしてみましょう。

GPU GeForce GTX1080 GeForce GTX1070 GeForce GTX1060
CUDAコア数 2560 1920 1280
GPUクロック ベース1607MHz/最大1733MHz ベース1506MHz/最大1683MHz ベース1506MHz/最大1708MHz
メモリクロック 10.0Gbps 8.0Gbps 8.0Gbps
メモリ帯域 320GB/s 256GB/s 192GB/s
メモリインターフェイス 256bit GDDR5X 256bit GDDR5 192bit GDDR5
メモリ容量 8GB 8GB 6GB
公称消費電力 180W 150W 120W

比較してみると、なかなかおもしろいことに、きれいにそれぞれのスペックが三段階に分かれています。

CPUなんかだと、値段は倍で性能は1〜2割増ということがありますが、「GTX1080とGTX1070の性能差はかなり大きいけど、価格差も大きい、GTX1070とGTX1060でも同様」といった印象です。

CUDAコア数の差は特に面白く、GTX1080の半分がGTX1060で、GTX1070はその中間といったようにきれいにクラスごとに分かれています。
もっとも、GPUクロックはGTX1080が一番高いので、CUDAコア数+αの性能差があることでしょう。

メモリ周りも速度が上位と下位で大幅に差があります。
GTX1080とGTX1070との比較ではGDDR5XとGDDR5の差が、GTX1070とGTX1060では256bitと192bitの差が出ているようです。

消費電力に目を向けると、これまたきれいに30Wずつの差になっています。

GTX1080とGTX1070では8ピン補助電源を、GTX1060では6ピン補助電源を使用します。

消費電力的には、GTX1060はかなり扱いやすいですね。
価格的にも消費電力的にも、ハードルが低くてお手頃なのがGTX1060です。
この当たりは歴代の「60番代」らしいグラフィックボードといえるでしょう。

バランスの良いGTX1070は魅力的

GTX1070は値段的には6万円程度と、比較的購入しやすい値段で、性能はかなりの高さ。

このクラスのグラフィックボードは、お買い得な3万円台のグラフィックボードとくらべてはっきりと性能差が出てくるため、FPSを高画質でプレイする場合などに大きなアドバンテージとなります。
今後GTX1060を購入するユーザーが増えてくると考えると、ワンランク上のGTX1070を選んでおけばその性能差が大きなリードとなることでしょう。

すでにオリジナルファン搭載モデルもいくつか登場しており、かなり扱いやすいグラフィックボードとなっています。


人気のGIGABYTE製のオリジナルファンモデル、値段もお手頃で購入しやすい。
通常のGTX1070と比べてもさらに大きいので注意が必要。

消費電力も、150Wと前世代のハイエンドである、GTX980の165Wよりも少なくなっています。
GTX1080でも同様なのですが、8ピン補助電源1つで給電できるため、ケース内のケーブルの取り回しも良好でその点でもかなり扱いやすいといえるでしょう。
今までは、6ピン補助電源2つで給電してたため、余分なケーブルがありましたが、すっきり配線できます。

注意点は、今までのハイエンドグラフィックボードと同様のボードの長さ。
約26.7センチ(正確には10.5インチ)という長さで奥行きの短いケースでは入らないこともあります。
特に、冷却性能を重視したオリジナルファンモデルなどは、クーラーが大型して、通常のリファレンスモデルよりも長いことがありますので注意が必要です。

待ちに待った3万円台で買えるGTX1060

いくら期待通りの性能といえど、ハイエンドのGTX1080やGTX1070には手が出せないという人も多いかと思います。

そんな中ついに登場したGTX1060。

性能は前世代のハイエンドのGTX980と同等、価格は249ドルとインパクトのある発表でした。
実際のところ、性能はまさしくそのとおりで、GTX980と多少得意分野は異なるものの同程度の性能を発揮します。
価格は日本では3万円台半ばから4万円ぐらいと、上位と同じように最近の円高傾向はどこに行ったんだと思うばかりの実売価格ですが予想通りという価格です。

ちなみに、GTX1080とGTX1070にあったFoundationsEditionは、北米限定の販売のようです。
少し残念ですが、このクラスはオリジナル基板やオリジナルファンなどの、独自のカスタマイズされたグラフィックボードが多く登場するのでFoundationsEditionに勝るとも劣らない製品もさほど待たずに登場することでしょう。

SLI環境は変わりつつある

SLIというのは、nVidiaのグラフィックボードで使うマルチGPU技術で、簡単にいうと、1台のパソコンに同じGPUを搭載したグラフィックボードを複数枚搭載すると性能が上がるという技術です。

もっと端的にいうと、同じグラフィックボードを2枚載っけると性能アップということですね。

このSLIは今までは、ウルトラハイエンドクラスで3枚搭載の3way-SLI、4枚搭載の4way-SLIなどサポートしていましたが、この世代からは状況が変わってきたようです。

基本的に2wayまでのGTX1080とGTX1070

前述のとおり、今まではウルトラハイエンドクラス、つまりこの世代でいうところのGTX1080では、3way-SLIや4way-SLIまで対応していましたが、今回のGTX1080では、2枚までの対応となっています。

開発者向けに3wayや4way-SLI用のドライバーも提供されるようですが、一般ユーザーにはその恩恵は受けられないようです。

もっとも、今のところ1枚10万円もするGTX1080搭載グラフィックボードを3つ4つ買えるユーザーを一般ユーザーといっていいのかどうか疑問ですが…

SLIをサポートしないGTX1060

GTX1060は今までのグラフィックボードとは異なり、マルチGPUのSLIをサポートしないという違いがあります。

今までは、このSLIはミドルクラスのグラフィックボードでもサポートされていましたが、今回はGTX1070以上が対応で、GTX1060では非対応となりました。

お手頃価格のGTX1060を2枚購入して、SLIでパワーアップ!と考えていた人は注意です。
GTX1060を2枚買う予算があるなら、素直にGTX1070を買いましょう。

そもそもSLIは最高性能を求めるモノ

以前はSLIはミドルクラスでも使用できましたが、そもそもSLIは最高性能を追求するための技術です。

ウルトラハイエンドのグラフィックボードを搭載しても性能がまだ物足りないという、ハイエンドユーザーがさらに高性能を追求するために使用するのが正しい使い方です。

そのため、GTX1060のような普及価格帯での高性能グラフィックボードで使用するのはそもそもお門違いということもあり、この度nVidiaはSLIの対応からGTX1060を外したのではないでしょうか。

また、SLIは単純にグラフィックボードを2枚搭載すればいいというだけでなく、専用のSLIに対応したマザーボードが必要です。
SLI対応マザーはやはりハイエンドクラスの高級マザーが多いため、その点を考えても「そこそこのコストで高性能を求めよう」というミドルクラスのグラフィックボードでのSLIという考え方にはマッチしないといえます。

ちなみに、今までのおおよその場合、ミドルクラスを2枚搭載してSLIを利用するよりも、値段が倍のグラフィックボードを搭載したほうがゲームなどで高パフォーマンスを得られる場合がほとんどでした。

単純に1+1で2の性能を得られるわけでなく、最大限効果を発揮しても1.8倍ぐらいの効果で、処理を振り分けたりする際に多少のロスがあったり効果を発揮するために専用の処理をプログラムで行ったりする都合上、1枚で高性能な方がパフォーマンスが上になるのでしょう。

GTX900シリーズの旧モデルは価格改定された

GTX1070とGTX1060が登場して、ハイエンドからアッパーミドルクラスまでのGPUが出揃いましたが、これに合わせて旧モデルの価格改定がされました。

特にGTX980Tiは大きく価格が下がりました。

今までが10万円前後という価格だったものが、半額近いところまで下がり、価格的にはGTX1070と同じぐらいとなっています。

性能的には、GTX1070よりもまだ高いので、選択肢として魅力的となっています。

GTX960、GTX950あたりのグラフィックボードは、1万円台半ばから2万円台のクラスを埋まるようなラインナップとなっています。

今は若干在庫整理的な気がしないでもないですが、このあたりのラインナップもGTX1000シリーズの価格が落ち着いてきたらもうちょっとすっきりするような気もします。

とはいえ、個人的には、いいかげんにミドルクラスの定番のGTX750Tiを世代交代させてやれと言いたくなります。
補助電源無しのGTX1050とかそろそろ出してみたらどうなんでしょうね。

さらに上位も登場する

GeForce GTX1080、GTX1070、GTX1060が登場したあと、さらに上位のGPUも発表されました。

その名も「NVIDIA TITAN X」
nVIDIAの公式サイトはこちら

今までの名称からGeForce GTXが取れて、GeForceシリーズではなく、別格の存在として新たにラインナップが整理された形ですね。

自動車でいうと、日産のGTRがスカイラインから独立したり、スバルのWRXがインプレッサから独立したみたいな感じでしょうか。
自動車興味ない人にはわかりにくい例えですみません。

公表されているスペックはGTX1080よりもさらにハイスペックです。

GTX1080と比較してみると

GPU TITAN X GeForce GTX1080
CUDAコア数 3584 2560
GPUクロック ベース1417MHz/最大1531MHz ベース1607MHz/最大1733MHz
メモリクロック 10.0Gbps 10.0Gbps
メモリ帯域 480GB/s 320GB/s
メモリインターフェイス 384bit GDDR5X 256bit GDDR5X
メモリ容量 12GB 8GB
公称消費電力 250W 180W

クロックこそ下がっているものの、CUDAコアは1024も増えており、メモリの速度と容量は1.5倍。

消費電力は、今までのTITANと同じく、8ピンと6ピン補助電源合わせて給電できるギリギリいっぱいの250Wです。

毎度のことですが、この今の技術で追求できるギリギリの最高性能を追い求めるスペックは何か感動的なものがありますね。

価格は出てみないとわかりませんが、1200ドルというアナウンスなので、多分発売してみると18万円ぐらいじゃないでしょうか。

まとめ、夏季ボーナス、お盆商戦の目玉だ!

nVidiaのグラフィックボードの新製品発売はGTX1000シリーズが出揃い、TITAN Xもすぐに発売されます。

海外の事情は知りませんが、日本においては、こういうった新製品グラフィックボード、ならびに新しいパソコンは夏によく売れます。
お盆期間の夏季休暇と夏のボーナスの関係で、高いパーツもよく売れて、暇があるから新しいパーツを組み込んでみたり、新しいパーツを使ってゲームを遊んでみたりする人が多いのでしょう。

発売したばかりで、お盆にはTITAN Xの状況も整うので、今回はどれを選ぶかというと、予算に合わせて選べば問題ないでしょう。

新しくハイエンドのグラフィックボードを購入するという人はとりあえず、ケースの長さだけ気をつけましょう。

お盆はGeForce GTX1000シリーズとTITAN Xでパソコンいじりとゲームを楽しみたいところです。

(TITAN Xの国内販売が遅れたら様子見するのんびりお盆休みでもいいかも)

2016/07/30 11:34:30

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